人前でほめられると、
ほめられた方は、
照れくささもありますが、
やはり嬉しいものです。
部下をほめる時は、
ほめられる側の立場に立って、
できるだけ人前でほめましょう。
一方、叱る時は
人前では叱らずに、
部下のメンツを尊重して、
人のいない所で叱ってあげましょう
たとえ大きな失敗でも、
いや大きな失敗だからこそ、
人のいない所で叱ることによって、
自分の気持ちを考えてくれている
情の厚い上司だと思うはずです。
このような積み重ねが、
部下から上司への
大きな信頼につながっていくのです。
良い例…【人前でほめ、裏で叱る】
(・_・)(・_・)(・_・)(・_・)(・_・)
ながれ君、
今回の企画は
良くできてるぞ!
(* ̄∀ ̄)/(゚◇゚*)ゞえー?
ほんとですか?
うれしいです♪
【別の日】
ながれ君、
ちょっと来なさい!
(* ̄∀ ̄)∂|会議室|
こんな簡単なことも
できないのか!
(メ ̄ヘ ̄)/(゚∇゚;) うぅ
申し訳ありません
これからは気をつけます!
ねぇねぇ
(*・_・) ・_・) なんだったの?
d(゚∇゚;) あはは
ちょっと
怒られちゃった!
逆に人前で叱られると、
叱られた方は、
「人前で恥をかかされた」
という悔しさで、
叱った人を恨み呪うでしょう。
「叱る」という行為は、本来、
相手に「行動を改善させる」
ために行うのであり、
相手に「恥をかかせる」
ために行うものではありません。
「恥をかく」からこそ、
本人が心底反省し、
改善しようとするんだ!
と考える人もいますし、
実際に改善することもあるでしょう。
しかし、同時に「恨み」も残ります。
「恨み」は人間関係を破壊し、
生産性低下の原因となります。
それは、時には、
組織全体にも影響を及ぼします。
「恨み」という最大の「負の感情」を
残すような叱り方をする人は、
上司失格と言えるでしょう。
人を「叱る」資格はありません。
悪い例【人前で叱り、裏でほめる】
(・_・)(・_・)(・_・)(・_・)(・_・)
ながれ君、
こんな簡単なことも
できないのか!
(メ ̄ヘ ̄)/(T∇T;) うぅ
みんなの前で叱られた!
恥ずかしい。。。
死んだほうがマシだよう!
【別の日】
ながれ君、
ちょっと来なさい!
(* ̄∀ ̄)∂|会議室|
ながれ君、
今回の企画は
良く出来てるぞ!
(* ̄∀ ̄)/(゚_゚*)ゞはぁ
せっかくですが、
陰でほめられても
ちっとも
嬉しくないんですけど
ねぇねぇ
(*・_・) ・_・) なんだったの?
d(T∇T;) あはは
企画ほめられただけだよ!
「人前で叱る」というのは、
相手に「恥をかかせる」ことによる
懲罰効果と教育的効果を狙ったものですが、
それと同時に、
周囲への「見せしめ効果」を
狙ったものでもあります。
日本には、
「一罰百戒」(いちばつひゃっかい)
という言葉が昔からあります。
一人を罰することによって、
多くの人の戒めとする、
(多くの人への警告とする)
という意味です。
陰で叱ったら、
誰もその事実を知らないので、
「一罰百戒」になりません。
だから人前に叱って、
その事実を公にするのです。
日本は「恥の文化」なので、
人前で叱られて恥をかくのを嫌います。
同じ目に遭いたくないから、
自分は同じことは決してするまいと、
心に深く刻み気をつけるのです。
ただ、
「一罰百戒を狙って人前で叱る」
という方法は効率的であると同時に、
叱った相手からの怨みも買いやすいようです。
中国系の人は、日本人以上に、
「他人の前で恥をかかされる」ことを嫌います。
「恥を恐れる」というよりも、
「プライドが高い」と言ったほうが
正確かもしれません。
たとえ、自分が悪くても、
他人の前で叱られた時点で、
自分を叱った相手との人間関係は、
完全に破綻します。
時には、
殺傷沙汰に発展することもあるそうなので、
中国系の部下を持つ人は、
特に注意が必要です。
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(作 ながれおとや)
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【43】人前でほめ、裏で叱る(まえほめ・うらしか)
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