皆様、こんにちは。フラッグシップ経営代表、中小企業診断士の長尾です。

 

寒い日々が続きますね。全国各地で大雪による交通事故や水道管の破裂など被害が出ています。

 

関西は比較的被害は少ないように思いますが皆様もお気をつけください。

 

 さて、今回は経営改善計画を作成した後の企業の取り組みについてお話しさせていただきます。

 

経営改善計画を作成するに至った経緯は赤字体質が続いている、もしくは資金繰りが悪化して借入金の元本返済ができなくなっていることが多いです。

 

 

 

そのような状況に陥った企業はしっかりと現状を認識し、必死に計画内容について取り組まなければなりません。

 

 しかし、実際には自社の置かれている環境に対しての認識が甘く、旧態依然の体制や取り組み方が続いており、一向に業績が改善しないケースも少なくありません。

 

私どもも計画を作成するだけでなく、定期的に訪問させていただき、計画内容についての進捗管理をさせていただきますが、全く手がつけられていないことも散見されます。

 

 経営改善を推し進めるたには一体何が必要なのでしょうか。

 

私が思うに最も重要なことは経営者と社内のキーマンが同じ目線で現状を認識することです。そのためには日々のコミュニケーションを重視することです。

 

コミュニケーションが不足していますと危機感も使命感も希薄になります。

 

「このままではいけない」ということを常日頃から共有するようにコミュニケーションをしっかりととってください。毎朝の10分でも結構です。

 

次に重要なことは成果に基づいた仕事にエネルギーを注ぐことです。

 

成果とは売上・利益を増加させることです。

 

 

 

売上・利益を伸ばす事を目標にしなければならないにも関わらず、社内のキーマンが成果に結びつかない仕事をしていることがあります。

 

経営改善はスピード勝負ですので、仕事の洗い直しを行い、成果に直結する仕事を優先的に行う事が求められます。

 

私がモニタリングのためにある企業を訪問した際にも、成果まではほど遠い前段階の事に何ヶ月も時間をかけている幹部の方がいらっしゃいます。

 

そんな温度間では業績は改善されません。

 

事態は急を要しているのです。現状をしっかりと把握し、成果の出る仕事をスピーディーに行うこと。それが経営改善を要する企業には必要なのです。

 

 私個人はどちらかというと即断・即決・即行みたいなところがあります。早く判断して、早く取り組み、早く成果を得たいと思う性格なのであまり考え込むことはありません。

 

 と、いうのも時間こそが最も稀少で貴重な経営資源と言うことを知っているからです。

 

時間はお金と違い、貯めることも、借りることも、増やすこともできません。

 

時間だけは誰にもどうしようもないのです。

 

ですから、何事にもスピードを上げて、効率性を高めなければならないのです。

 

本日の話は経営改善を要する企業様だけでなく、そうでない企業様にも当てはまる事だと思います。

 

コミュニケーションをしっかりととり現状把握をすること、スピード感をもって成果を出す仕事をすること。

 

この2点を心がけて仕事をする1年にしてはどうでしょうか。

 

それでは、また次回です。