経営コンサルタント・中小企業診断士の長尾です。
昨日、私どものお客様の支援の一環で、そのお客様のメイン銀行の方と打ち合わせさせていただきました。
その場でさせていただいた私の提案は大きなプロジェクトを組まなければならない難易度の高い話ですが、ある程度の理解は得れたのではと思います。
その内容はともかくとして、このお客様(経営者)にはこれまでのやり方や概念をひっくり返してもらわなければなりません。
そうしないと目的は達成できない事案です。
このお客様(経営者)は若くて優秀ですのできっとやってくれるでしょう。
これまでのやり方や価値観をひっくり返すのはとても勇気がいることですし、それによって失うものもあるかもしれません。
しかし、状況を打破しなければならない時にそのような思い切りが必要になるケースもあります。
ここがサラリーマンと経営者の異なるところです。
サラリーマンとして働いている限りは、そのような判断を下すことなど一生に一回もないかもしれません。
しかし、経営者には何度か訪れます。
その経験が自分を強くさせるのですが、やはりひっくり返す事は途方もなく疲れるのです。
業績悪化や資金繰りに苦しんでいる企業の経営者の方には、今の延長上で頑張っていくのか、それともこれまでの価値観をひっくり返して再構築していくのか、判断が問われるところです。
抽象的な話になりましたが、退路を断って、再生する覚悟が経営に苦しんでいる経営者に最も必要な事ということです。
具体的な再生方法や業績改善テクニックはそれからのように思います。
それではまた次回です。