久しぶりの雨で、暑さも一休みか?と思ったら蒸し暑い一日となりました。いつも通り、加藤牧師の力強い説教に送り出され、毎年恒例の半日修養会を迎えました。 

先ずは婦人会手作りの美味しいお昼ご飯を頂きます。本日の献立は金時草のちらしずしとごぼうの煮物、わかめ・豆腐・玉ねぎ・油揚げの味噌汁という、非常にベーシックなものですが、動物性のだしを使わず、金時草の茹で汁で炊いたご飯にすし酢(これも手作り)でシャリ合わせ、茗荷・人参・生姜などで「冷えた身体を温める」ご飯なのだそうです。ごぼうは梅干しと炊いただけ、味噌汁は玉ねぎのお出しと手作り味噌の味だけ・・・これがとても美味!差し入れの梨をデザートにいただきながら、修養会が始まりました。 

 

今年のテーマは「救いの歴史の中にある金沢長町教会-救われた者が何をすべきか」、特に今回はこの「長町教会の『起源:始まり』から」を加藤牧師にお話しして頂きました。 

お話しは16世紀のイギリス、ヘンリー8世から始まります。彼の世継ぎの問題からローマ教会との軋轢=英国国教会の誕生、その「ご都合主義的な教義」に否定的な者達が繰り広げる闘争(カトリック回帰主義や長老派の発生などが時代精神と共に出てきます)、その中で出てきた、頑固者たちの集団、これが「杓子定規に物事を運ぼうとするやつら=メソジスト」と呼ばれ・・・カナダに渡ったメソジストたちが初めの海外宣教の土地に選んだのが日本、そして第四高等学校の英語教師として渡日したマッケンジー、追いかけてきたサンビーなどが金沢で手に入れたのが「オランダ屋敷」そこで日曜学校として始まったのが125年前の1890年。金沢で最初にできたメソジスト教会で、長町から桜木・白銀、幼稚園で云えば川上・清泉・・・

一時間近い加藤先生のお話しが長く感じられず、人々の歴史=歩んでこられた道筋をドラマの様に聴きました。「生きた人々のお話し」として先達の足跡を見つめ、「次の私たちはどうやって引き継ごうか?」を考える絶好の機会となりました。11月の伝道月間に向けて、考えながら歩んでいこうと思っています。