長町教会では毎年12月24日、クリスマス賛美礼拝を行っています。今年は、ともに祝福の時を過ごされた方から、寄稿いただきました。また、礼拝の後には、109の前でキャロリングを行い、小学生から大人まで、賛美の歌声をイヴの街に響かせました。じっと聞き入っておられるご婦人や、一緒に歌って下さった青年、みんなでクリスマスの喜びを分かち合いました。109前で歌った後、在宅で療養されている方や、様々な事情でなかなか礼拝に出席できない方のお宅を訪問し、賛美の歌声を届けました。今年も主にあって祝福されたイヴの夕べ、この喜びが世界中の方々に届くようにと祈ります。

寄稿
今年のクリスマス賛美礼拝は、1歳3ヶ月の娘と一緒に出席しました。ろうそくの炎の明るさだけの会堂で娘は、炎のゆらめきや、また天井に回るファンに目を輝かせ、讃美歌を大きな声で「あー、おーぅ」と一緒に歌い、手を組んで「アー(本人はアーメンと言っているつもり?)」と祈りを合わせ、さらには会堂に響く自分の声を楽しみ、嬉しそうに机を叩き、本当にのびのびと賛美し、喜んで礼拝を守っていました。 この礼拝の姿にいつも教えられ明るくされるのですが、一方でちょっとハラハラすることも…。そんな気持ちを察してか、礼拝後、佐藤先生がお声かけ下さいました。「きっと2000年前の馬小屋もこんな感じだったと思いますよ」なるほど、人の集まってくる中に赤ん坊の声が響いて、馬も鳴いて…と最初は苦笑いしました。しかしながらその喧騒の向こうへ思いを広げていくと、暗い中、決して多くはない人数の、でも喜びに満ちた賛美の歌声が響き、ろうそくの明かりをいただき合い、賛美の声を合わせだんだん大きくして喜びを、恵みを分かち合っていく、本当にこの賛美礼拝と同じでした。2000年以上前のクリスマスの出来事と恵みが、今の世にも確かにあるのだと感じました。そしてそのことを言葉も未完成の小さな子どもから大人まで一緒に祝い、分かち合うことができるのは何にも代えがたい幸いなのだと思いました。