静かな野田山の中腹に長町教会の墓所があります。墓地は広坂教会時代、毎年行われる百万石祭りの折、婦人会がバザーをしていました。その収益で野田山に市より購入されました。15年間いろいろ整備されて現在のお墓が作られました。平野先生の時、墓碑が作られ高齢化に比例するかの様に召天者が多くなり、現在は既に三枚目になりました。2003年お墓の外装も塗り替えられ、きれいになりました。納骨の折の台、左右の花器も整えられました。毎年春にはイースターの礼拝後、秋には召天者礼拝の後、墓前礼拝が守られ、家族の方々と車に分乗して墓所にまいります。それぞれ愛するものを天国に送り、墓前に立つ度に地上に残された者には一抹の寂しさがありますが、死は終わりではなく、生きる希望であり、復活の信仰を示され幸いです。いつも主と共に歩み、教会を支えて下さった先輩の方々を偲び、その信仰に思いをはせ、神の家族とされている絆を覚え、感謝を深くいたします。残された私共信仰を持っている喜びを胸に教会生活を続けていきたいと思います。時には小鳥のさえずりが聞こえますが、なんの音も聞こえない静寂の中で墓前礼拝が守られます。