織田side


由依が私の事じゃなくて渡邉先生のことが好きぐらい知ってた。


だけど...諦められなかった。

だから最後に思い切り由依のことを抱きしめた。

抱きしめた由依は少し肩が震えてでも背中は温かかった。



次の日おかげで私は風邪をひいた。

少し頭痛いけどマスクだけして学校へ向かった。



織田「おはよー」

由依「あ、織田おはよ!え、風邪ひいたの、!?」

織田「別に?乾燥して唇腫れただけ」

由依「あ、そっか笑、じゃあ、」


由依はそう言って私のおでこを触ってきた


由依「熱いじゃん!」

織田「しーっ!お願い!言わないで!」

由依「なんでよ!倒れたらどうすんの!」

織田「大丈夫だから、死にそうになったら先生に言うから!」

由依「織田、明日の夏祭り行ける?」

織田「行ける!意地で治してやる!笑」

由依「ほんと!!やったぁー!ふーちゃんも誘お!」

織田「うん!いよ!」





由依「ふーちゃん〜」

ふーちゃん「あ、ゆいぽん、織田おはよう!」

由依「おは!」

織田「おはよ〜」

ふーちゃん「ゆいぽん!どーだった?」

由依は下を向いて何も発さなかった

ふーちゃん「だめ、か...」

由依「うん...」

私は廊下を見ると渡邉先生が向かってきた。

織田「ちょっとごめん」

ふーちゃん「え?」



私は渡邉先生の方へと向かった。


織田「渡邉先生、」

渡邉先生「あ、織田さん。おはようございます」

織田「おはようございます。」

渡邉先生「どうしたの?」

織田「由依、泣いてましたよ。私の前で。」

渡邉先生「...」

織田「どうして振ったんですか?」

渡邉先生「...」

織田「なんか言ってください」

渡邉先生「...」

織田「質問変えますね、渡邉先生は由依のことどう思ってます?」

渡邉先生「私は...「織田〜」


あー、タイミングが悪いよふーちゃん。

織田「ん?」

ふーちゃん「私も夏祭り行けるよ!」

織田「あ、ほんと?良かった、」

ふーちゃん「あ、渡邉先生。ゆいぽん振って後悔しますよ?笑」

渡邉先生「話したいことがあるの...ちょっといい?」

ふーちゃん「え?じゃあ、私は...」

渡邉先生「齋藤さんも!チャイムなるまであと8分あるから空き教室行かない?」

ふーちゃん「間に合いますか?」

渡邉先生「うん、すぐ終わるから大丈夫」

織田「分かりました。ふーちゃん、先行ってるからゆいぽんになんか事情付けて言ってきて?」

ふーちゃん「りょーかいっ、」







〜空き教室〜

織田「話ってなんですか?」

渡邉先生「ちょっと待ってね、齋藤さんが来てから話す」


ガラガラ


ふーちゃん「すいません、遅くなりました...」

渡邉先生「大丈夫よ、ここ座って!」


隣にふーちゃん。前に渡邉先生がいる形だ。


渡邉先生「実は...」