お久しぶりです!!たぬき。です。

8月9日もう過ぎましたがお許しください……笑笑
森田村小説です!長いです〜



………




「ねえ、保乃ちゃん?」


同棲しているお家でだらだらと過ごしている中、
隣でソファーに座りながら本を読んでいる恋人の保乃ちゃんに声をかけた。


「ん〜??」


反応したが目線はまだ本の文字を追っている。


「今日なんの日か知ってる?」



クイズを出して構ってもらうに促す。
お、よし……!本を閉じてこちらへ体を向けてくれた。



「今日?なんの日かなぁぁ」



斜め上を見ながら考えてくれている、
どうでもいい問題でも必死になってくれるところ、本当に好きだ。


「んー、分からへん。なんの日?」



ダイヤモンドみたいにきゅるるんとしている目が私と交わった
本当にかわいい…目合っただけなのにドキッとしてしまう。



「んふふ、ハグの日だって。8月9日、ハグ」


保乃ちゃんにそう伝えると意地悪そうな笑みを浮かべた。
なになに、なんか企んでる、?


「へぇ〜そうなんや」


つまらなさそうな相槌を打った後、また本を読み出した。
えええ、、作戦失敗??なんだよぉ、、 


「ねぇ保乃ちゃん〜」


「ぎゅーしたいの??」


優しい目でこちらを見てくる。
手は本を持っているが今集中してくれているのは確実に私。


「……うん」


「んふふ、今日はひいちゃんなんか素直やね」


そう言って距離を縮めてきて前から包まれた。
あぁ、落ち着くなあ。この心臓の音、伝わってないと良いけど……。
って、、保乃ちゃんもなんかドキドキしてる


「ひいちゃんめっちゃかわいい、ほんまにやばい」


耳元で囁かれ思わず意識を失いそうになる。
いや、一目惚れした相手から言われると鼻血でそう、、、
保乃ちゃんをもっと強く抱きしめると倍以上返ってくる。



「だいすき、保乃ちゃん」



「保乃も。好きやで」



ああ。なんて幸せなんだろう。
保乃ちゃん推しの皆さん、すいません。



「ひいちゃんが世界で一番かわええ。小さいし


「最後余計すぎる」


「あはは笑笑、ごめんごめん」


抱きしめられながら頭ぽんぽんされるのが好き。
これをこの前伝えたらずっとやってくれる。嬉しい。


「ひいちゃんがもういいって言うまで抱きしめとるからな」


「保乃ちゃんが飽きるまでで良いよ」


「そんなの一生飽きひんよ」


「じゃあずーっと抱きついてる」


「んん。ひぃちゃんの顔見れへんからやっぱやだ」


っ。そうして保乃ちゃんは私の体を離して顔を近づけてきた。
これはあれかと思い目を閉じて待つ。


カシャッ。
 

え、、?目を開けると保乃ちゃんは
スマホをこちらへ向けていた。



「あはは笑笑、ひいちゃんのキス顔ゲット〜



「ばか!!消して」


「やーだね、ロック画面にしようかな」


今すぐスマホを取り上げて無理やり削除したいがそんなことしたら力勝負で保乃ちゃんが絶対に勝つ。そして私は必然的に負ける……。



「私も今日保乃ちゃんの寝顔内緒で撮っとく」


「寝顔はええよ。保乃はキス顔持ってるから」


「恥ずかしいよ……」


「っ、、それめっちゃかわいいねんけど」


モジモジしただけなのにかわいいとか言われた。
え、なにそれ幸せすぎるんだけど。保乃ちゃんのかわいいの基準はなに???


「んっ、」


いきなりキスをされ戸惑ってしまう。
強引な保乃ちゃんのキスは初めてだ。


「ごめん、我慢できひんかった……


「っ、ずるいそれ」


顔を真っ赤に染める保乃ちゃんを見て私も顔が赤くなってしまう。どうしてそんなに、、かわいいの。



「ひいちゃんから、して?」


「え……?」


いきなり手を握って、そう言ってきた。
今日の保乃ちゃん、なんか積極的……。


「ちゅー…して」


ああ。もう私今日で終わるかもしれない。
かわいすぎる、鼻血出るよまじで、、、


「目閉じて?」


私が勇気を出してそう言うと保乃ちゃんは目を閉じた。
両肩に手を置いて保乃ちゃんの唇に唇を当てた。
数秒経った時唇を離そうとしたがいつの間にか首に手を回されてガシッと掴まれている。



そして段々啄むようなキスへと変わり、頭を支えられながら
押し倒された。息が苦しくなるタイミングで唇を離されると妖艶な顔をした保乃ちゃんに前髪を横に流された。



「目がとろーんってしてるで?かわええなぁ、」



「……見ないで」



「っ、誘ってるの?



「別にそんなこと、、



「んふ、顔真っ赤やで



普段はふわふわ系なのに彼女はこういう時になると一気にS感が増して、大人な女性へと変化する。顔真っ赤になるのはあなたのせいだよ。体制的に見下されているためドキドキと胸が高鳴る。保乃ちゃんに見惚れていると首筋を舐められた。


「んぁ…


思わず声が出てしまい保乃ちゃんの服をぎゅっと握りしめる。
それに気づいたのか顔をまじまじと見られた。



「かわい…シたいって言ってや」


鋭い目付きへと変わり、服のボタンを外されていく。


「まだお昼だよ」


「だから??」


「早いよ」


「じゃあずっとシつづければええやん」



うわ……これ今日結構やられるパターンだわ。



「変態」



「ひいちゃんにだけね」



気づいたらシャツ1枚になっていた。
いや動き早すぎでしょ何なの。いやらしい手つきで捲られて
お腹や脇腹をくすぐられる。


「んっ、ばか、擽ったい


「あはは笑笑、かわいい」


まるで私を見つめる保乃ちゃんは魔女のようだ。
この野郎……やりやがって。。


「保乃ちゃん今日かわいいって言い過ぎ」



「だってほんまの事やもん、しょうがないやん」



「それみんなにも言ってるでしょ



「言ってるけどこんなに言うのはひいちゃんだけやで?それはひいちゃんも分かっとるやろ?」



「んんまあそうだけど。けど!!仕事に影響してる。番組で地上波で放送されるのに全部マイク拾われてるよ…?」



「だめ???」



っ、かわいすぎまって、なにこれ。
保乃ちゃんの必殺技、目をきゅるっとさせて顔を近づけてくる
私が保乃ちゃんのファンって知ってやってくるところ、本当にずるい。



「ダメなわけないよ……」



「ふっ、チョロいなぁ」



それを言われるともうなんも言えなくなる。



「ベット行こう?ひいちゃん」



「うん、でも今日は焦らさないでね



「え〜焦らす気満々だったんやけど」




そう。保乃ちゃんは焦らされている私の顔を見るのが好きなのだ。本当に我慢の限界まで追い込まれるため身体がおかしくなる



「嫌いになっちゃうよ」



「それは嫌や、でも好きやろ?実は



「……好き」



「あっは、素直だなぁ。本当そういうとこ好きやで



私は保乃ちゃんにお姫様抱っこされて連れていかれる。
寝室行く時もいやらしく触ってくるため本当に頭抱える。



「なぁ、めっちゃ軽いんやけど。ちゃんと食べてるん?」



「食べてるよ、さっきも保乃ちゃんが寝てる間にカップラーメン食べてたもん」 



「ええ起こしてよそれは〜、保乃も食べたかった」



笑ったり拗ねたり本当にこの人は感情の変化忙しいな…。
面白くて笑ってしまう。



「なに笑ってるん」



「んふふ笑、なんもないよ



「うっわ〜、保乃に隠し事した。お仕置しよ」



「それはまじでやめて、明日撮影なの



「はーい笑、でもたくさんするつもりやで、ひいちゃんが保乃を投げ飛ばしたら最後



「いや私、好きな子にそんな暴力的なことしないよ」



「そんなさらって好きな子って言わんといてや〜?」



「事実ですけども」



寝室に到着して保乃ちゃんは優しくシーツの上に私を置いた。
さりげない優しさで頭もちゃんと支えてくれる。
本当にそういうとこ大好き、好きなとこたくさんある。



「ひいちゃんが激怒するからちゃんと電気消すな?」


「あは笑、ちゃーんと分かってるね


「うん!ひいちゃんのことはなんでもお見通し〜」



豆球へと変わり、カーテンも全て閉めてくれた。



「ありがと」



「うん、全然大丈夫やで」



そして保乃ちゃんは上下服1枚になるまで脱いでいる。



「ひいちゃん鼻血出さんでな??」



「出しません!」



「初めてした時も写真集見た時も鼻血出てたやん」



「過去を掘り返さんでいい!」


私が起き上がると保乃ちゃんは私の肩を押して押し倒した。


「そんな必死にならんでや〜笑笑」


「もーう、、」


「黙って。始めるよ」


強い口調で言われたあと保乃ちゃんは私の首に顔を埋めた。




………