和水のブログ

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小説・ドラマのあらすじ&感想
完全ネタバレ有り ご注意を

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『犯罪ホロスコープ1六人の女王の問題』    法月 綸太郎著


 星座とギリシャ神話絡み(?)の事件。こじつけ満載ですが、神話話がよかったです。



『キングを探せ』   法月 綸太郎著



 交換殺人モノでした。


『望郷』   湊 かなえ著


『母性』   湊 かなえ著


『極卵』   仙川 環著


『山手線探偵3 まわる各駅停車と消えた妖精のナゾ』   七男 与史著


 最終巻でした。シホちゃんがなぜやまたんの助手になったかがあかされ、それにまつわる事件が解決して終わり~



 

湊 かなえ著


 県外の大学に通う結衣子は母の見舞いのために故郷へ帰る。バス待ちのため入ったカフェの窓から姉の万佑子と友人らしい女性を見る。その女性には、昔、万佑子ちゃんが怪我した場所と同じ目尻に豆のさやのような形の傷跡があった。今の万佑子にはその傷跡はない…


 実家に戻った結衣子は祖母の書いた手記と共に、自分が小学1年生、万佑子が3年生の頃に起こった事件。『万佑子ちゃん行方不明事件』の真相に迫ろうと記憶を遡る。
 夏休み、一緒に遊んでいた2人だが、もともと体が丈夫でなかった万佑子は先に帰った。はずだった
が家に居らず、そのまま行方不明に。必死に捜索にもかかわらず、2年が経過。行方不明になった同じ日に衰弱した万佑子が保護される。
 この2年でまるで別人のようになった万佑子に不信感を持つ結衣子だったが、母は本物だと言い張る
。しかし、祖父の提案により、DNA鑑定が行われることに。果たして結果は両親の子供と判定された。

しかし、結衣子の不信感は消えないままだった。


 万佑子は2年間の記憶を失っており、犯人は見つからないままだったが、保護から2年近くが経った時に犯人が出頭してくる。彼女は万佑子の父の高校時代の同級生で当時、あこがれていたという。偶然、妊娠中の万佑子の母がかかった病院に勤めていた。、赤ん坊であった万佑子を連れ去りたい衝動を持っていたが理性で押しとどめた。たまたま訪れた街で見かけた少女を車に乗せたら万佑子だった。そしてそのまま連れ帰ってしまった。という動機を語ったという。出頭したのは変態に監禁されていたと思われてはこの先の万佑子の人生を壊してもらうから。というものだった。


 友人の家に泊まるからと実家に帰ってこなかった万佑子に、父の携帯から結衣子が自殺未遂したとメールを送った結衣子。万佑子は友人の女性と共に実家に帰ってきた。
 そこで、結衣子は長年の疑問をぶつける。『万佑子ちゃんは本当の万佑子ちゃんなのか』


 そして、友人の女性こそが行方不明になる前の万佑子だったことがわかる。
 友人の女性の名前は遥。出頭してきた女性の姉の子供。姉は事故で婚約者を亡くしたがその時
身ごもっていた。心臓に問題のある子が生まれる可能性が示唆されていた。万佑子の家庭の経済事情が良いことを知り、体の弱い子でも医療費に困らないようにと遥と万佑子をわざと取り違えた。
 行方不明事件の真相はこうだった。姉は今はこの世に居ない愛した人の忘れ形見、本物の遥(万佑子)に会いたくなり、万佑子の住む町に。誘拐する気はなかったのだがちょっとした成り行きで万佑子をアパートに連れてきてしまった。万佑子をひとり置いて体調不良となった遥を病院に連れて行った姉。妹は万佑子を見て、姉が誘拐してきたと早合点。万佑子に本当のことを話してしまう。もしかしら本当はこの家の子共ではないのではないかと疑っていた万佑子は実の母との暮らしを望んだ。それが2年間の行方不明。返す時に本物の万佑子と交換することを被害者家族と相談し、入れ替えることに。


 本当の姉妹ってなんだろう。なぜ、妹は罪を総て被って出頭したのだろう…



 2年間行方不明でも、入れ替われば分かるでしょ…由以子ちゃんにも本当のことを教えてあげてもよかったのでは…?ってそれじゃ、お話にならないけどね。この後、この姉妹はどうなるんだろう。

『人生相談』   真梨 幸子著


 連作短編。新聞の人生相談コーナーの相談内容に擬えた短編がそれぞれのオチがありつつも伏線が最終的に纏まります。連作短編は好きですし、これは面白かったです。しかし、あらすじは書きにくい…それでなくてもまとめる能力がないのに(;^_^A


『東京湾臨海署安積班-捜査組曲-』  今野 敏著


 安積っちの短編集。事件はやたら自作自演と被害者と思っていたら加害者だった。というものが多かったかな。まぁ事件自体の内容はたいしたことないのはお約束(?)推理小説ではないしね。

 安積さんは相変わらず、村雨は苦手だ…と思い、そんな村雨はハンチョウを守るのは自分だとか思っているらしい。村雨さん可哀そう…村雨さんは当初、神経質で死神みたいな男と描写されていた気がするのですが、ドラマ化の影響でちょっとカッコいい感じでイメージしてしまったり…


 

 

 中山 七里著


 東北の大地震から5日後。混乱している福島県警石川警察署に殺人事件の通報が入る。被疑者は現行犯逮捕されているという。人員不足により係長である仁科が移送につきそうことに。

 おとなしく連行された被疑者・加瀬 邦彦は余震があった時に逃亡してしまう。

 加瀬は原発の作業員で、被害者は同僚の金城 純一。作業中に純一の命を救ったことから交流ができ、家族ぐるみの付き合いだった。加瀬も金城家も神戸の震災を経験しており、その絆もあった。

 殺害に到ったには、純一の妹の裕未との結婚話に反対され口論になり、純一が包丁を持ち出し、揉み合ううちに逆に純一の命を奪ってしまったということだった。


 純一には前科があった。純一の恋人の元交際相手・堤 健二がどうしようもない男で、金目当てに因縁をつけ純一にまとわりついていた。タダ酒にありつこうと酒の席に誘った健二だったが、酒乱の気のあった純一が過ぎた酒により逆上。傷害致死となった。純一の遺体からはアルコールが検出されており、事件のあった夜は酔っていたようだった。


 仁科は、加瀬の生い立ちや純一のことを調べていくと、とてもつまらぬ口論から殺人に及んだことも、純一が当夜、酒を飲んでいたことも腑に落ちなかった。

 加瀬は神戸の震災で両親をなくし、工場を営む叔父に引き取られるが満足な食事も与えられず、ただの労働力として迎え入れられただけの暮らしだった。金城家との家族ぐるみの付き合いは加瀬にとって久々の家庭の味とぬくもりを味わわせてくれるものだったと思えた。


 そして逃亡した加瀬は、福島原発4号機に向かっていた。

 なぜか公安警察が金城家や加瀬を追っており、真相は他にあると捜査していた仁科は裕未から真実を聞き出すことに成功する。

 健二の兄・剛史に付き纏われていた純一。剛史は独裁国家の工作員だと告げ、家族を健二と同じ目にあわせたくなければ言うことを聞け。と原発へ爆弾を仕掛けるよう指示される。家族を守るためと原発に怨みがあった純一は指示に従ってしまう。しかし、良心の呵責から酒に逃げた。その夜、半ば自殺のように包丁に刺されにいった純一は」、加瀬に爆弾の止め方を告げ、家族を守ってくれと頼み死んでいった。


 原発に向かう加瀬は、テロリストと勘違いされており執拗に追われるが(元々殺人事件の逃亡者だし)、仁科に助けられ、現場に向かうことができた。その頃には事情を知る警察官や自衛隊員もおり、そっと見送られ、単身爆弾処理に向かう。余震で怪我を追いながらも加瀬はなんとか爆発物を撤去。しかし、その後すぐ、息を引き取った。死因は頭蓋骨陥没。しかし、解剖の結果彼の体からはとんでもない量の放射線が検出されたという。



 太陽神アポロンは自分を侮辱する人間に死をもたらしたという、人間は原子力を手に入れた時、アポロンを侮辱したのではないか。アポロンが実在するなら下界を見下ろし嘲笑していることだろう・・・




 原子力+アポロンということで、山岸 涼子氏の漫画『パエトーン』を思い出しました。内容ははっきりは憶えていないのですが、太陽神と人間の子・パエトーンが神の領域に踏み込んで命を落とすというギリシア神話から原発のことを描いていたような…

 そんな展開では小説にはなりませんが、加瀬君には裕未ちゃんとささやかながら穏やかな暮らしをしてほしかったなぁ。

 

『法月綸太郎の功績』 法月 綸太郎著

  

 短編集。最初の頃の短編集より面白いと思いました。図書館司書のおねーさんはどっかいっちゃいました。



『生首に聞いてみろ』 法月 綸太郎著


『Nのために』 湊 かなえ著


『高校入試』 湊 かなえ著


『山手線探偵2 まわる各駅停車と消えた初恋の謎』 七尾 与史著



 他にも読んだ本があったような…さぼりすぎて分からなくなってしまった(;^_^A