決まりましたよ。
苗代保育園を引き継ぐ法人が…!!

名称は、『社会福祉法人 名北福祉会』
北区上飯田にある、0~5歳児120名定員のめいほく保育園・0~2歳児30名定員の第二めいほく保育園の二園を運営されている法人さんです。

既に、苗代保護者には説明会も開かれ、全員に文書で通知されてもいます。

 

選定についても同時に報告され、それによると、今回「苗代保育園を引き継ぎたい!」と手を挙げてくださったのは、2つの法人さんでした。

たったの2つです!!叫び

市の予想と大きく外れ、少ない数でした。やはり民営化は受け入れる側も厳しい部分がある(メリットもあるけれど)んだなと思いました。

応募法人もうひとつは、南区の保育園を運営している法人さんでした。

どちらも、苗代が望む保育とかけ離れてはいない(アットホームな雰囲気・戸外遊びを大切にするなど)選定は接戦だったようです。

が、名北のほうが「より、積極的に保護者の意見を尊重する姿勢をもっていた」と判断され、保護者と児童が安心できるのではということでした。

もうひとつ、0~2歳児のみの園を持っているということも、苗代の特性をわかってくれるというプラス材料になったと思います。



これまで様々な活動をしてきた役員・OBをはじめ、関わって下さった全ての方が感じている気持ちかと思いますが…今、私たちは奇妙な安堵感に包まれています。
最後まで、父母の中で賛否が別れていた民営化。
答えが出ないまま時が過ぎることも、充分納得できないまま市との話し合いが打ち切られなし崩しに計画が進められたことも、悔しいはずなのに何故かほっとしている…。
これは、民営化マジック!?

思うに、結局人って未来が見えないことが一番不安なんですよね。
今までは、全く白紙の計画書を広げて色々もめていました。

不安だから不満が出るんです。

でも、法人が決定したことである程度方向性が見えました。
もっと言えば、法人が決まらず園が潰れる危険がなくなったDASH!とか…一番辛い時期が終わった~ビックリマークっていう安堵感ですかねぇ。

 
もちろん、今でも、苗代保育園がなくなることはとても淋しいししょぼん、民営化がどんどん進められて保育の質が下がったり現場が荒れることは、全ての父母や先生たちも懸念していることだと思います。

  
けれど、ひとまず問題が片付いたことで肩の荷がおり、今後のために、その後の話し合いには前向きに積極的にならざるを得ないわけです。
まさに、民営化マジック!!
  

  
でも、今後引き継ぎが進み新園が開所されて、その園がとても素晴らしい園になったとしても、忘れたくないのは『苗代保育園が素晴らしい園だということラブラブですね・・。

  
名古屋市がもっと保育に予算を割いてくれれば・・公立のまま4・5歳児まで定員を増やすよう建て直してくれれば、民営化の必要はなかった。そこは、絶対的な事実ですプンプン

   
でも私たちは、自分の子供の為、今後は名北福祉会の方々と足並みを揃え、想いをひとつにして、より良い新園を作らねばいけません。

苗代保育園を忘れるわけではありませんが、もう、『苗代保育園の民営化について考える』機会はなくなっていくわけです…。




というわけで、これで一旦このブログは終了したいと思います。

・・今まで苗代を見守って下さった皆様、どうもありがとうございました!

 
しかし、名古屋市では、ついに次の民営化園が発表され(緑区の保育園)、民営化の動きは、これで終わったわけではありません。

民営化対象になってしまった園の保護者の皆さんは、2年前の私たちと同じように動揺し、たくさんの情報を集めたり話し合ったりしている最中だと思います。

そういった方のためにも、できるだけ今後の動向(四者協議会の様子や、次年度から始まる引き継ぎの様子など)もアップしたいですが、また卒入園の時期で、このブログを運営しているメンバーはみんな苗代を離れてしまうんですあせる役員も代わるため、継続できるか不明で・・申し訳ないですあせる

でも、今まで頑張ってきたことが、全て無駄になったとは、私たちは思っていません。

私たちが、けやきの木や山田保育園に見学に行ったりお話を伺ったように、今度は私たちが、体験したこと、学んだことを、伝えていけばいいと思っています。

名古屋市の最初の民営化から反対運動は続き、市も少しずつ学んできている、と、思います。私たちの行動や要求も、ある程度の成果は上がったし、民営化のスピードを抑制できたと自負します。

このブログも、遠く九州の方の民営化対象園のかたから、参考にしているとメッセージを頂いたりしました。

そんな風に誰かの力になれるなら、新しい役員初め、苗代の父母や職員は、きっと協力を惜しみません!

ブログ内での簡単な返答でよろしければ、こちらでも質問受け付けますので、メッセージを送ってください。

(ただ、更新頻度は遅いので返答も遅いです)

急ぎの質問や、見学や懇談等の申し込みは、直接園と父母会にお願いしますニコニコ

 

今後の苗代保育園がどうなるのか・・そして、新しい民間園になったらどう変わるのか・・これからも、厳しい目で、でも温かく、 皆さんで見守っていただけるようお願いいたします。

ありがとうございました。

苗代保育園を引き継ぐ法人の、選定委員会が、以下のように行われました。

  

平成21年10月28日(水)

評価基準の検討、書類審査 (評価基準の詳細を定める。提出書類による審査)

苗代保育園の視察及び、保護者のヒアリング (委員全員で保育園を見学・保護者からの意見を直接聞く)

 

この日の冒頭部分(委員の紹介と、委員長の決定。選定基準について)は、保護者と、苗代保育園を守る会の方が傍聴しました。

 

同年11月4日(水)

応募法人によるプレゼンテーション (法人代表者が、どんな保育園にしたいか説明。質疑応答)

応募法人が運営する保育所視察

 

同年11月9日(月)

応募法人が運営する保育所視察(続き)

委員会にて、議論・決定

 

 

選定委員に選ばれたのは、

  

日本福祉大学教授

弁護士

三菱UFJリサーチ&コンサルティング研究開発第1部長

桜花学園大学・名古屋短期大学非常勤講師

苗代保育園保護者代表

子ども青少年局職員

 

の、6名でした。お名前は伏せさせていただきますが、内、女性は2名でした。

各分野の専門知識を生かし、様々な議論をしてくださった事と思います。ありがとうございました。


本日、いよいよ始まりました。
名古屋市苗代保育園を引き継ぐ保育所整備運営法人選定委員会ビックリマーク
以下、長いので『選定委員会』と表記しますにひひ

以前にも書きましたが、この委員会で、苗代保育園の未来がほぼ決まるわけです(>_<)とても大事な決め事です!

委員会には、私たち父母の代表者が1人と、他に専門の有識者が数名、委員として任命されていて、今日の会議を皮切りに数回会議を行って、苗代を引き継ぐのにふさわしい法人を選びます。

 
選ぶのは勿論、先日の公募で手を挙げた幾つかの法人からです。

 
が、それらがどこなのか(名称など全て非公開)

合計いくつの立候補があったか、

も、現時点では父母たち(委員以外の)にはわかりません。
しかし、ただ結果待ちするだけでは辛い!・°・(ノД`)・°・
会議の様子も知りたいし、法人を選ぶ立場のみなさんに聞いて欲しいことが、たくさんたくさんあるんです!
名古屋市主催の説明会が終わったからと言って、納得ずくで民営化するわけでは決してないんです~!\(゜□゜)/
 


…というわけで、私たち父母も、委員会の傍聴に行ってきました(*^-^)b
傍聴席数よりも希望者が多かったため(というか席数が少ないんですけどむかっ)抽選で選ばれた保護者と『苗代保育園を守る会』の方々が傍聴しました。
ただ、傍聴可能なのは、個人情報保護の観点から、実際に法人名称がでる前段階までです。

 
そして今回初めての試みですが、委員の方々に直接父母たちの声を届ける目的で、ヒアリングも行われました。
実際に委員の方々が苗代保育園に来て、園の雰囲気や特徴・保育内容を見学した後、保護者代表数名が意見をのべるという形でした。

どちらの様子もブログでの公開がいいのかどうか聞き忘れたんで、また確認取ってからアップしますね!