今週末、マンション管理組合の総会があって、活動内容報告・各種議案の承認などのあと来年度への役員改選をしました。

 

今年度は、わたしが理事長だったのですけど、名簿上は男性名のままでした。

 

当マンションは、5月中旬に役員選挙をして、6月の通常総会での承認のあと、71日から630日まで任期というスケジュール。

わたしは、昨年の選挙の時は手術前だし、総会の時は手術後で女性の姿で出席したとはいえ戸籍上はまだ男性で、8月に裁判所の承認を受けて登記簿の変更ができたのは9月になっていました。

 

昨年度の役員さん数人には顔合わせしたときに「わたしは性同一性障害で、手術をして戸籍の取扱も変更中です」とカムしてましたけど、「途中に理事長名を変えるために事情を全戸に説明するよりも、今年度の書類上は男性名のままにしたら」と役員さんたちが気遣ってくださったので、男性名のままにしたのです。

 

当初は、議事録や書類に男性名を記入することも仕方ないかなと思いました。

実際、裁判所の承認までは男性名を記入することが当たり前だったし、承認直後は各種名義を変更するために男性名と新たな名を記入することも多かったから。

 

でも、後半は男性名を記入することに抵抗を感じました。

男性だったことを引きずったり、男性の部分を意識することは苦痛になってきたからです。

 

なにより、女性名を書くことが当たり前になってて、記入するときに戸惑っちゃうんだもん。

 

 

総会では、理事長が議長として進行を行います。

管理委託会社の担当さんが作ってくれた手順書を読み上げていけばよいので苦労はありません。

 

だけど、会議室前方に配置したテーブルに役員さんたちと並んで、今年度の理事長として進めていると、居住者さんの中には「あれ?」って感じで見てる方もいました。

そのうちのおひとりに「奥さん…? じゃないですよねぇ?」と聞かれたので、に~こり笑って「はい。違います」って答えちゃいました。

 

まぁ…

とにもかくにも、一年間の任から解放されたので、これからは日常に埋没しますわ~