つくづく思うんだ。
何でもそうだけど、『できる』『やれる』人にとっては
どーってことないことだとしても、
『できない』『やれない』人にとっては
国境の壁のごとく、バカ高く分厚い壁が立ちはだかっているように
思えるものだと。
特に日本人はそうで。
断るのは相手に悪い、想いを無碍にしてはいけない、モノに罪はない…と
相手を思うあまり、察してしまう。
そして、自分の想いを無碍にして 自分に対して鈍感力を発揮する。
察する力が高いから、相手が悲しむことを避けたいと考えて
自分にできることをする=イヤだけど受け取る。
相手のゴキゲンをとることが、自分や家族を守る方法だと思うからこそだ。
それはあなたの優しさであり、あなたなりのサバイバル方法だ。
まず、それはあなたが自分の為に、受け取って認めてあげてほしい。
相手のゴキゲンを優先して、
本当はいらないのに、受け取ってしまったなら。
断れなかった自分を責めるのではなく、
『一旦、争いを回避しようとした自分』を
まずはねぎらってほしい。
その上で、その「いらないもの」を物理的にどうするのか、考える。
実現可否に関係なく、方法なんていくらでもある。
まずは書き出してみることが大事。
頭の中で考えるだけだと
『でもこれは○○だから無理』『あれは××だから』『それは△~という理由で』
と、
できない理由を考え出して
「やっぱりできない、無理」と、やる前から『やらなくていい理由』を作り出す
からだ。
書き出したら、一番ハードルが低いものから順にやる。
もちろん、手放し希望の「いらないもの」に対してと
くれた相手に対して
「気持ちはうれしい。ありがとう。」
と、感謝を持って 送り出す。
ただ、
相手を傷つけずに断る方法なんていう、自分にだけ都合のいい方法なんか
この世には存在しない。
どんなに柔らかい言葉を選んだところで、
責める人はいるし、逆ギレしてくる人はいるし、受け取らない人は受け取らない。
この世の全部が全部、あなたの都合よくなんか、いかない。
あなたが、相手からのプレゼントを『いらない』と思うように、
相手の感情まで、『傷つかないでほしい、キレないでほしい』などと
コントロールすることは不可能だ。
自分が『悪者』になる覚悟はいる。
今までの方法より、さらに
『自分を守って、自分の人生を生きるために』
役に立つ方法へ
ステップアップするために。