『フランシス・ハ』(アメリカ、2012年)
を観た。
ニューヨークで暮らす27歳のフランシスはダンサー見習いとして、
親友ソフィーと日々楽しく暮らしている。
ソフィーが婚約したことで二人は離れて暮らすことになり、フランシスは知り合いの元を転々とするのだが・・・。
全編モノクロ。
主人公フランシスを演じるのはグレタ・ガーウィグで、
グレタ・ガーウィグといえば『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』や『バービー』の監督。
監督作品での有名作も、『フランシス・ハ』も女性の生きざまを描く作品。
27歳という若いけど無垢な子どもではいられない絶妙な年齢で
(将来のことなんか)何も考えておらず気ままに楽しいだけの生活を送る日々から
地に足をつけて生きていくまでを描く。
フランシスは顔立ちや雰囲気は大人っぽくてしっかりしているように見えるだけに、
言動が子どもっぽいのがまた悪いギャップを生む。
邪気がなくて可愛いけどね。
ダンサーとしては一人前になれないという現実を突きつけられて
フランシスは振付師になるけど、
この作品の主演女優グレタ・ガーウィグは『フランシス・ハ』公開から13年後の2025年には名高い映画監督になっているのだし、
演じ手よりもプロデュース側を選ぶ作品の顛末と現実がリンクしているようにも感じて、
妙味ある。
ビターだけど、まだまだ人生の途中。
『フランシス・ハ』というタイトルも秀逸すぎるなぁ。



