『人生はビギナーズ』(アメリカ、2012年)

 

を観た。

ガン宣告を受けた70代の父親からゲイだとカミングアウトされた38歳のオリバー。

父が亡くなって2-3か月後に出会った女性アナとの現在と、

カミングアウトから最期の時までの父との過ぎさった時間が交錯する物語。

 

余命宣告をされた70代後半からゲイとしてアクティブに歩みだした父。

年若い恋人も出来、ゲイコミュニティの友人にも囲まれ、

晩年の人間関係としてこの上なく開放的で華々しい姿に思える。

 

そんな父の側にいるオリバーは美術館長だった父の影響を受けてか、

イラストレーターで、感傷的な出来事をイラストにして表現している。

このイラストの大味な雰囲気が、非言語の感情を荒々しく表しているみたいでステキ。

 

自分の心に素直になること、踏み出すのに年齢は関係ないことが示されているみたい。

ラブストーリーというより、父と息子のヒューマンドラマの色合いが強いかなぁ。

 

 

些末なことかもしれないけど、

パッケージが一見5人に見えるんだけど、主人公と恋人が2人ずつ登場していて、

父親は1人なんだよね・・・。この構成が不思議すぎ。

絵面が寂しいなら、父の恋人も登場させて4人のショットにしたら良いのでは・・・と思ってしまう。