『ふきよせレジデンス』上下巻

 

を読んだ。

東京・青山のレトロマンションみたいな集合住宅に暮らすひとりひとり。

風変わりなコンビニと、ゆるすぎるコンビニ店員「きらり」を軸に

不器用ながらも善良な人たちの運命が交錯する。

良き。

谷口奈津子先生は私(88年生まれ)と同年代だからか、登場人物たちの今と過ごしてきた過去エピソードも

既視感の嵐で最高。

マイペースな魔法少女って、少女じゃなくって大人の女性だったらもっと最強だよね。

子どもの戯言じゃなくて、行動してちゃんと評価してもらえる。

大人のほうが、現実の困っている人をたくさん救える。

傷ついても困っても、あのコンビニがある限り大丈夫。

 

巻末のあとがきのコメントで、実は谷口奈津子先生って

「ひらやすみ」の真造圭伍先生と夫婦なんだなぁって、なんだか不思議な感じがする。

真造先生が大病を患った時の「妻」というのは谷口先生だし、

今作のあとがきに書かれている夫さんは真造先生なんだなぁ。