『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』(日本、アメリカ、2023年)
を観た。
任天堂のゲーム『スーパーマリオ』シリーズを原作としたアニメーション映画。
12月30日にAmaoznPrimeでPrime会員は追加課金なしで配信されたので鑑賞。
2023年の劇場公開でもかなり話題になっていた作品。
・・・え・・・。
うーん。
ちょっと手放しで絶賛はできない。
わたしはゲームのマリオに思い入れがないし、
キャラの名前をなんとなくどこかで聞いたことがあるくらい。
そのくらいのシリーズ愛だと、
映像表現は目を見張るものがあるし、わくわくするんだけど、
ツッコミどころが多いし、ストーリーがいまいち面白くない・・・。
まず、人間であるマリオとルイージ兄弟は人間世界のブルックリンに暮らしていて、
異世界のキノコ王国にワープするんだけど、
この設定が、異世界にワープしたというドキドキが少ない。
マリオとルイージがいる人間世界もけっこうデフォルメが効いているし、ここがすでにアニメ世界。
地続きの世界観に思える。
そして終盤では、悪の総帥クッパともども人間世界にワープするけど、
この辺りも強引にルイージの見せ場を作りたいのか、強引で変なんだよね。
今作では現代的な解釈をされているのか、
捕らわれの身になるのはルイージで、ピーチ姫はめっちゃ強い。
マリオよりも強いし勇敢。
マリオが可愛いマリオカートに乗っている中、バイクに乗って颯爽に並走するピーチ姫はかっこよすぎる。
捕らわれの身になったルイージは、
それでもマリオブラザーズの物語なので、
人間世界でクッパ相手に大立ち回りを見せるんだけど・・・
マリオと違って修行もしていないのにいきなり強いし・・・。
"スーパーマリオブラザーズ"の兄弟愛や結びつきが微妙に感じにくい・・・。
ふたりで冒険したわけでもないしなぁ。
キノピオがピーチ姫の城の門番を買収するため、
フライパン取り出して陽気にクッキングするシーンは笑った。
けっこうファンムービー。