11月の読書メーター
読んだ本の数:6
読んだページ数:1472
ナイス数:16

 

 

筒井康隆『カーテンコール』


掌篇25作が収録された一冊。 

軽やかで痛快。

どれも結びの一行にパンチがある。 

とにかく一篇が短いので読みやすい。 

それぞれに設定や世界観、彩りが異なるので、連続して一気に読み進めようとすると混乱するかも。 

一篇づつ時間をかけて、ときたま読んでいくのが良い気がする。 

筒井さんご本人がご登場される作品が印象的だなぁ。
読了日:11月23日

 

 

須賀敦子『須賀敦子エッセンス1 仲間たち、そして家族』


須賀敦子さんのエッセイを「親しい人や家族」のテーマで纏めた一冊。 

須賀敦子さん。日本とイタリアの文学の架け橋。 

真摯な人付き合いの様子と、誰かへの真剣な眼差しが読んでいて心地良い。 

ルイージとマリオ、という人名にはうっかりNintendoのゲームを連想してしまった。
読了日:11月19日

 

 

上野佑馬『漫画でわかる デジタルマーケティング×データ分析』


とにかくテキストのフォントサイズが大きすぎて面食らう。 

ドラマ『トリック』上田の本くらい文字が大きい。

 んー、小川氏・・・リアル店舗の小売店に対して売上の30%を成果報酬として要求するって信じられないくらい銭ゲバなんだけど。粗利の30%ならまだしも、利益がまったく残らない…。

粗利よりも30%って多いよね…。 

それなのに固定費が発生しないことに店側が喜んでいて、ヤバすぎる。 

この設定で、マーケティングがどうこうという以前に、ビジネス経験がない人向けの本だとよく分かる…。
読了日:11月19日

 

 

佐々木太一『絵とマンガでわかる ウイスキー1年目の教科書』


サントリーのウイスキーアンバサダーである佐々木太一さん監修の、ウイスキーのイロハが綴られた啓蒙本。 

飲み屋でよく聞く「ピート」の正体や、蒸留所についての知見が豊富で、非常に助かる。 

やはりサントリー印のジャパニーズウイスキー・輸入ウイスキーの紹介があるものの、

このウイスキーも日本ではサントリーが販売しているのか!という意外な発見があって楽しい。 

絵とマンガでわかる、という触れ込みだけど、実際のところはテキストのほうが多く、それも心地よかった。 

ウイスキー入門書としては読みやすさも塩梅が良い。
読了日:11月19日

 

藤本篤志『営業の問題地図』


営業現場の実情・課題に切り込む一冊。 

営業難易度テーブルには激しく納得。

法人営業だと特に、新規も既存顧客も引き合いも自主提案も色んなパターンがあって必要スキルも労力も違いすぎる、ということを実は営業経験者しか知らないので、こうやって詳らかにしてくれる本があると胸がすく。 

評価されづらい立場に置かれた営業マンの心を助けるなぁ。
読了日:11月18日