『美女と野獣』(アメリカ、1991年)

 

を観た。

発明家の父を持ち、読書が好きなベルは美貌の持ち主ではあるものの、

村人たちからは風変わりだと認識されていた。

村の名士ガストンから求婚されるもそれを跳ねのけたベルは、

囚われてしまった父の身代わりに、野獣の元に身を寄せるのだが・・・。

 

20年ぶり、子どもの時以来ぶりに吹き替え版で鑑賞。

ベル役の声優さんは素晴らしいよね。話す声も綺麗だし、特に歌声が聡明で伸びやか。

 

ベルがディズニープリンセスで一番好き。

野獣との晩餐会のゴールドのドレスも、ヘアセットも良い。格好良いしお洒落。

素敵すぎてうっとりしてしまう。

 

野獣が、お城の四方壁一面の本棚を

「全部、君にあげよう」という台詞がね、とても好き。大好き。

 

野獣は最後、呪いが解けて人間の美青年に戻ってしまう。

でも、わたしは野獣の姿でベルと踊って、心底幸せそうに満足している野獣の姿が好き。

ベルを見つめる、嘘偽りがないまなざしが好き。

 

本当は人間になんて戻らなくてよかった。

別に野獣のままでもベルは愛してくれる。

そうやって、一緒に観てくれた人に言ったらね、

「でも、側仕えの人たちは人間に戻りたそうだった」って、確かにそうかも。

 

王子たちは何年あの姿でいたのかは分からない。

変化させられた呪いが解けて、時計の針が残酷に進まなくてよかったね。

 

 

野獣のままでも好きだよ。

野獣のままのほうが、優しさが際立つ。

 

 

もしかしたら、人生で一番好きなラブストーリーの映画かもしれない。