5月は漫画もよく読んだので、二編に分けます。

 

 

薫る花は凛と咲く(1) (マガジンポケットコミックス)

 

『薫る花は凛と咲く』1巻-2巻

・・・。

中高生とか学生さん向けな感じがする。

2巻の10話で、子どもの薫子に大人の昴が抱きつく表現はジョージ朝倉のオマージュに感じた。

んー。

2巻まで読んで、なぜ薫子が凛太郎のことをそもそも気にかけたのか分からないし、

凛太郎が見た目だけであらゆる人に警戒されすぎなのもなぁ…。

 

『気になってる人が男じゃなかった』1巻

白×黒×緑のカラーリングが斬新。
大沢氏がポニーテールにした時の髪の束感が大好き。
髪のボリュームと流れ方が良いなぁ。
スマホで読まれることを前提にしているからかコマとフォントサイズが紙で読むには少し大きめ。
ビジネスサイドが少し調整してほしい。
 
 【新品】火の鳥 オリジナル版 01 黎明編 手塚治虫/著
『火の鳥 黎明編<オリジナル版>』01
ウズメの気高さ、ナギの素直さ、猿田彦の愛、ヒミコの強欲には驚かされるね。
この太古の物語がこれにて終了なのか、誰かが火の鳥の恩恵を受けているのか分からない。
地上に倭人の生き残りが浮上して何かが繋がるのかな。
次巻も読もう。

 

『夏目アラタの結婚』10巻
最新刊もまったく先が読めない展開にびっくり。
宮前に続いて、彼女まで・・・ね。
アラタの周辺人物が同情心や淡い恋で近づいてきているのではなかった。
人間はそんなに単純なものではないという
サスペンスのストーリー展開と、エモーショナルな感情の交換のバランスがすごい。
自分に見せている面だけがその人の総てではないんだという、
人間の多面性を暴き、深淵を抉って、心の底のさらに底の底で誰かと繋がろうと苦心する態度に、
乃木坂作品ほどの純度で他に出会えない。
サスペンスで徹底的に「心」を描く。
真珠は気付いちゃったし、アラタも気付いちゃって覚悟を決めた。
覚悟を決めた二人はどうなるんだ。
涙が溢れて止まらない。
誰か、二人を助けて。

 

『はたらく彼女と、つくるヒモ』

元はTwitterでヒモ料理生活を綴っていたらしいところから漫画化されたらしい、という実話ベースの企画。
らしいばかりで恐縮だけど、わたしはコミックス化してから存じ上げた。
んー。
表紙だと一枚絵なので何も感じないけど、
ごめんなさい絵の雰囲気が辛い。。

 

『九龍ジェネリックロマンス』8巻

楊明が九龍の謎に迫るの巻。
は~、この巻でも楊明がめちゃんこ可愛くて、見惚れる。
髪の毛のヘアアレンジも、タイトなワンピース姿もすべてが良い。
漫画の中の女の子で一番好きなルックスは楊明かも。べらぼうに可愛くて大好き。
G鯨井と、愛する人が別人格だと分かってて付き合う工藤は・・・うーん。
ワタシ工藤スキジャナイ。
ぶっきらぼうで口が悪くてレディーファーストじゃない男性、スキジャナイ。
ストーリーラインとして工藤に感情移入したくないので切なくならないけど、
楊明がさ、レコぽんのことを気に入ってて幸せに過ごしてくれんのが蛇苺だけじゃなくて
わたしも嬉しいから、ヨウメイの幸せだけは守りたいって思っちゃう。
確かに言われてみなきゃ気付かなかったけど、ずっと薄着で常夏スタイルだよなあ。
みゆきちゃん周辺の男性たちがどう動くかね。
 
『ウィッチウォッチ』1巻

ポンコツ魔女っ娘のニコと鬼の同居生活。

ニコがめっちゃ可愛いのにめっちゃアホで、好き。

鬼のクールな様子も良いし、全年齢対象な心地よさ。

ジャンプ漫画作品のオマージュも愛があって良いなぁ。

 

『ウィッチウォッチ』2巻

魔女っ子と鬼と、天狗まで来たよ・・・。

天狗は横恋慕しない気なのも良いなぁ。

 

『私のことを憶えていますか』13巻

いよいよ結婚式が近づいてきた最新刊。

ギャグキャラと化した月影令嬢が一生懸命に毒を吐きつつ仕事をする姿が気持ち良い!

ずんこさんは引き続きナイスな女!

親の代を巻き込んで「初恋」に揺さぶりをかけられたコウちゃん、どうするよ。

遥、どうする!?

次巻が最終巻・・・発売予定の8月が待ち遠しい。

 

『きのう何食べた?』21巻

年齢を重ねたことで自分も周囲も「老い」の現実に直面しているけど、二人は安定の仲良しで、見てて癒される。

前半はシロさんの笑顔がいつもより多め。

諫めても結局ケンジには甘いんだよね。

ケンジは楽観的でチャーミングなのがいいよな~。

とうとうケンジの実家で年越しをするシロさん。58歳か。

司法修習生として面倒を見ていた人が裁判長になるくらい、月日が経っているんだなぁ。

小日向ジルもブレず、

次巻はいよいよ小日向ジルの結婚式。

 

『旅』

入江亜季さんの短編集。

おとぎ話と異国情緒のフュージョン。

収録されている作品に共通する異国のノスタルジーと詩情性、

なんとも言い難い雰囲気の良さと神秘性は、入江さんに独特だよなぁ。

「旅の王子」が好き。

 

『付き合ってあげてもいいかな』1巻

女性同士の恋の障壁という以上に、

大学サークル内恋愛という人間関係の密度と狭さが、ややこしい。

女性同士の恋愛というジャンルカテゴリを超えた普遍的な内容に感じるなぁ。

大学サークル内の恋愛関係に関わったことがある人なら、妙な親近感を覚える感じがする。

大学生男子たちに女性同士の恋愛を話すと、まず間違いなくセックスのことを聞かれて嫌な思いをするので、

秘密にしとくのがベターだと思うけどな・・・。