『モエカレはオレンジ色』(日本、2022年)

 

を観た。

父が亡くなったことで転校したばかりの女子高生モエは、

危険な場面で助けてくれた無骨な消防士・蛯原に恋をするのだが・・・。

同名漫画の映画化作品。

原作は未読。

 

この作品のニーズは、

原作ファン、岩本照ファン、生見愛瑠さんファン、出演者ファン、SnowManファン、

筋肉ファン、消防士ファンに向けたものなんだろうし、

その欲求は完全に満たしているように思う。

 

原作ファンに関しては、

原作未読なので再現度や配役のマッチ度合いの期待に応えられているのか分からないけど、

今をときめく人気キャストで映画化されること自体がファンとしては嬉しいんじゃないかなぁ。

 

確か予告編では「ひねくれものの女子高生と消防士のラブストーリー」という触れ込みだったけど、

主人公のモエは全然ひねくれてなくて、むしろかなり素直で一生懸命な性格。

最初こそ転校生ならではの浮いた雰囲気はあったかもしれないけど、

すぐに仲の良いお友達もできたしね。

 

生見愛瑠(めるる)さんは、

まさに少女漫画のヒロインにふさわしいサラサラのストレートヘアの美少女で、

こういうルックの芸能人の女の子って意外に少ないと思うから、華やかで素敵だなぁ。

ストレートヘアの女性芸能人だと黒髪の人が多くて、めるるみたいに茶髪のモデル風でストレートヘアって実はかなり珍しい。

 

モエカレ・蛯原役の岩本氏は

SASUKEにも出演している見事な筋肉美の、男性アイドルきっての肉体派。

台詞よりもアクションシーンのほうが多いんじゃないかと思ってしまうくらい、

彼自身の魅力と役があっていた。

 

主演二人以外のキャストも魅力的で、

ジャニーズの同級生役としておなじみの鈴木仁くん(「花のち晴れ」でキンプリ平野くんの同級生役、「消えた初恋」でSnowMan目黒連となにわ男子の道枝駿介の同級生役)は今回も同期役だし、

あらゆる制服という制服を着用しているんじゃないかと感じる古川雄大も、

後輩消防士の 少年・浮所飛貴も、

美男ばかりの消防士軍団で、こりゃ消防士カレンダーとか発売しちゃうなぁと思うよね。

 

出会い→片想い→両想い→ヒロインの進路問題→過去の恋愛→三角関係→突発的な事件→ゴール

という少女漫画の王道展開で、すんなりとストーリーが飲み込める。

物語のゴールは高校卒業=交際開始という分かりやすい区切りがあるので、

そこも映画向きだなぁ。

 

 

 

 

岩本氏の懸垂がすごすぎて、目を奪われる。