「イルカ」 よしもとばなな
を読んだ。
最近、課題図書やら専攻している分野のむつかしい本しか読んでいなかったので
小説を読むのは久々。
あとがきで、「N・P」が失敗作だった、と言明していて、少しびっくりしてしまった
それでも、その失敗作という表現には、肯定的なニュアンスが含まれていて、救われたのだけれど。
正直な話、妊娠、出産のイメージとして、「イルカ」を連想することは
あり体で、陳腐ではあるのだけれど、どこまででも開かれた視野でもって惹きつけられた
幼い頃から、変わらずに、
いや、その時々で受け止め方は変わるのだけれど
ずっとずっと響き続ける作家さんの一人だなあ
あ、そうそう
ちなみに、新書や専門書などは、ここには記述しません
文体とか志向で、私が何を専攻しているのかはだいたい察しがつくでしょうが、
私的領域まで、そういうものを持ち込みたくないんです
なんだかもう、
趣味・特技の欄には、「浪費・散財」って書いちゃおうか
いったいコートを何着買えば気がすむんでしょうね