を観た。映画の感想は落ち着いた状態で
残しておきたいのだけれど
激情にのまれた
混沌カオスからあえて。

えぇええぇ!!!!
もうなにから突っ込んだらいいのか。

えええええ画のクオリティが低すぎるだろ!!
天下のジブリでしょ?
雲が動いていないシーンが多いな…
躍動感がないというか、
アニメというよりは雑なパラパラ漫画を見ているみたいだ

色彩のセンスも無いし

細かい部分の手抜きがひどい

そして何故だか継承された負の産物・コールタールのようなグロテスク液体。
そこは受け継がなくてもよかったんだよ!
ちゃっかりスルーしといて!

監督は変わっても鈴木プロデューサーだよね?
トップがすげ替わっただけでしょ?
手練のスタッフが抜けたのか?



それだけならいいさ
いや良くないけれども。
それだけなら目を細めて遠~くから見ればいいだけの話


問題は画だけじゃないんだよ


ストーリーもえらいこっちゃだ!!!


かつてここまで陰鬱なジブリのアニメがあっただろうか
特筆すべきはアレンの鬱屈した性格。
後ろ向きであまりにも「陰」の要素が多すぎる
まさかの親殺し主人公。あげく至極簡単に敵の手に落ちる始末。
無力、なんて無力。


従来の底抜けの快活とほとばしる生命力でもって
物語世界と観客をつき動かす「陽」の主人公像はどこへやら。


そのまるで魅力がない
主人公がいったい何をしたいのか
どこへ向かうのか
目的意識がはっきりしないまま
ストーリーが展開していくので
当然ながら乗り切れず
スッカスカのヒューマニズムにシラけた

感情の発露までのプロセスが希薄で
あれ?なんで泣いてるんだ?
なんでハッとする?
などと本来なら無粋である投げ掛けがぐるんぐるんと体中を駆け巡ったのも白けた一因か


個人的にテルーの唄が苦手なので
見どころ…皆無!!!


まあね
世界は悪意で満ち溢れていますよ?
でも世界は慈愛と温情で覆われてもいるんだよ

プラスにプラスに
光のマインドを担ぎあげる役割を一手に担う。
私たちはそういうアニメを、ジブリに求めているんじゃなくて?