【それ行け、ポッポくん!】トラさん怖い! | 灘生がちっちゃかったころの話

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超進学校に通う灘生って、小さな時にはどんな子どもだったのか?

風薫る5月。今日は端午の節句です。

わが家では、今年も床の間に兜(かぶと)を飾りました。

ポッポくんは、今、東京で一人暮らし。

離れて暮らしていますが、毎年、無病息災を願って飾っています。

 

 

これは、初節句を迎えた頃のポッポくん。張り子のトラの尻尾を、口に入れてペロペロしています。

この頃は、目を離すと何でもなめてお味見(笑)。

トラさん、怒ってますよね。

まさか、2年後、トラさんのせいでピンチに陥るとは……、ポッポくん、夢にも思っていなかったでしょう。

 

 

話は、ポッポくんのトイレトレーニングに移ります。

ポッポくんがトレーニングを始めたのは、2歳になった夏。

オマルをリビングの端に置いて、とりあえず座ってもらいました。

キョトンとした表情のポッポくん。

「これ、オモチャなの? 動かないんだけど……」とでも言いたげです。そりゃそうですよね。オマルが何をするためのものなのか、なぜリビングにあるのかわからないのですから。

 

作戦変更。

ポッポ父から、お風呂に入っているとき、たまに洗い場でオシッコをすることがあると聞いて、オマルにこだわらなくてもいいと気がつきました。

まずは「オシッコをしたい」という感覚がわかることから。

これまで通りオムツをしながら、2、3時間置きに、ポッポくんに「オシッコはどう?」と聞きました。

ポッポくんが「行く」と答えると、お風呂場にダッシュ。

服を脱がせ、シャワーを流しながら用を足してもらいました。

ポッポくんはシャワーが大好き、オシッコを飛ばして面白がっています(お風呂場の神様、ごめんなさい)。小便小僧作戦は大成功。

 

トイレトレーニングは、ゆっくりと進んでいきました。

秋になると、トイレに踏み台を置き、立ってオシッコをする練習をしました。教えるのはポッポ父です。

そのうち、ポッポくんは、自分から「オシッコ」と言えるようになりました。

年が明けて、春が近づくと、オシッコは、ほとんどトイレでできるように。ただ、ウンチだけはオムツでないとできませんでした。補助便座に座るものの、どう踏ん張っていいのかわからないようです。この頃のポッポくんは、立ってウンチをしていました(笑)。

 

ポッポくんのウンチング・スポットはリビング横の和室。ウンチがしたくなると和室に駆け込みます。ウンチのために、わざわざオムツをはくこともありましが、部屋の片隅にある座卓に手をつき、「う~ん、う~ん」とうなっている様子は、微笑ましくもありました。

 

ところが、ある日を境に、ポッポくんが、和室の襖を閉めて、入ろうとしなくなったのです……。

 

そう、4月の中頃、和室には兜を飾っていました。ポッポくんはトラさんが怖くて入れなくなったのです。

なんてこった!

ウンチがしたくなると、新しい場所を求めてウロウロ。でも、場所が変わると落ち着きません。この年は、仕方なくトラさんに退場してもらうことになりました(笑)。

 

 

初節句に、ポッポ祖父母が買ってくれたのは、兜飾りとこいのぼりでした。

こいのぼりは、灘校の文化祭が開かれる5月2・3日、中庭のステージの上で元気に泳いでいます。

 

(トイレで絵本を読むポッポくん、3歳の頃)