ポッポくんが最初に話した言葉は「まー、ま」でした。
「まー、ま」って、「ママ」なのか?
ひそかにガッツポーズ!
「まー、ま」「まー、ま」「まんま!」
「まー、ま」は「まんま!」、「飯、くれよ~」でした。
負けた、飯に……(苦笑)。
ママは「マーマ」、パパは「パアパ」。
飛行機は「ゴーッ」、電車は「カンカン」(信号機の音から)。
ヘリコプターは「プター」、電灯は「キ」(電気のキらしい)。
ポッポくんの言葉は、どんどん増えていきました。
ところが、1語だけナゾの言葉が。
離乳食を食べたあと、「おいしかった?」と聞くと、ポッポくんは満足げな表情で「まちぐゎ~」と言うのです。
それも、一度や二度ではありません。
「おいしかった?」と聞くたび、「まちぐゎ~」と答えます。
「まちぐゎ~」って何? 何語なの?
「まちぐゎ~」と言うときのポッポくんは、「余は満足じゃ~」という顔で、風格さえ漂わせています。
「もしかして、前世は王様だったのか?」とポッポ父。
前前前世♫ は、カメハメハ大王だったのかもしれません(笑)。
それからのポッポくん、おしゃべりが上達していきましたが、ひとまず、それは置くことにして、小学校入学直前にワープを。
「小ぶりのミカン」の少し前のことです。
ポッポくんと父の会話を「ポッポくん名言録」から、どうぞ。
●閉店したコンビニの前で
ポッポくん「何で閉店したん?」
ポッポ父 「売れへんかったからとちゃうかぁ?」
ポッポくん「つまり、経済不況やな」
ポッポ父 「そ、そうかな……」
ポッポくん「政権交代してから2年間ぐらいは大変やな」
ポッポ父 「……」
ポッポくん「ほんでから、うまくいってへんのは羽田空港のハブ化やな」
ポッポ父 「ポッポ先生、よろしくお願いします」
この頃のポッポくん、ジイジ(ポッポ祖父)の影響で、バリバリ濃ゆい関西弁をしゃべっています。幼稚園の先生もドン引き(笑)。
幼稚園時代、ポッポくんの朝の日課は、玄関まで新聞を取りに行くことでした。玄関先でパジャマ姿のまま新聞を読んでいました。
どの程度、漢字が読めたのか、言葉の意味が理解できたのかはナゾです。もしかしたら、前前前世♫ は大物政治家だったのかもしれません(笑)。