豊中校担当の杉谷です。

昨日は公立高校入試対象者用の最後の授業でした。

灘学習院では３月より新年度へと移行しますが、まだ現在の高３生、そして中３生は現年度での試験が残っています。

そんな現在の中３生との最後の時間でした…が、まぁ入試も続くし、感慨深くとはならず。あたりまえですかね。

今日の最後の授業では理系科目を扱いましたが、前半は数学・理科をこれまでの授業と同様のスタイルで進めていき、後半は入試用に用意したテスト形式のものを各自で取り組みたい科目を選んで取り組んでもらいました。

「聞きたいことがあれば先生をよんでください」

と声かけはしたものの、さすが灘学習院育ちの彼らです。質問は全くなく、各自で考え、そして取り組んでいました。

成長したなぁ～

と彼らを頼もしく見ていました。

きっと彼らは私たちにいいニュースを届けてくれると思いますが、結果云々はなしにしてもきっとどの社会ででも活躍できる人になるのだろうなぁと思います。それこそが灘学習院での学びの強さなのだと改めて思います。

公立高校入試の彼らにはあともうひと踏んばりしてもらいたいと思います。まぁ言われなくてもやってくれそうです

また先日、先に入試を終えた私立進学組の子たちが最後の授業を終えました。受験終わっても最後まであたりまえのように塾に来て、そして公立志望組とふつうに一緒の問題に取り組む。私立進学組の彼らも凄いし、これもまた灘学習院のいいところ。きっとそれぞれの進学先で活躍してくれることでしょう。

そんな私立進学組の１人、豊中校のＴさん。授業後に私が他の子とお話をしている間、後ろで色紙を持って話が終わるのを待ってくれているのが目に入りました。

「私のサインが欲しいのかなぁ。いやぁ〜照れるな〜」

なんて思っていたところ、話が終わって次にＴさんに「お待たせ」と声をかけたところ、Ｔさんから「これまでありがとうございました」の言葉と同時に

こんな立派な色紙をいただきました

「うわ〜スゴいなぁ～

」

ただただ感心するとともに、めちゃくちゃ嬉しかったです

サインを求められるかも…なんて考えてた自分に関してはただただ恥ずかしさしかなかったのですが…

彼らに「私たちに感謝しろよ」…なんて一切思いません。

ですが、彼らによく話しているのはいろいろなことに感謝する気持ちが大切。そして、その気持ちは姿勢にあらわれる。おうちの人へ感謝の気持ちがあれば、塾での勉強への姿勢も変わってくると。

いろいろなことやいろいろな人に感謝できる心を持っていることもまた何かを成し遂げるときには必要だと思います。長きにわたり活躍する一流のスポーツ選手もコメントでは必ず感謝の気持ちを述べます。その気持ちが頑張る原動力になるのだろうな思います。勉強もきっと同じでしょう。

今回素晴らしい色紙をいただきましたが、私たちが感謝されてうれしいのではなく、彼女が自然とまわりに対して感謝できる心を持っていてくれたことがとてもうれしかったです

ロシアのウクライナ侵攻から一年が過ぎ、私たちもまた今ある環境をあたりまえと思わず、勉強をしたくてもできない人もいるということを忘れずに、今の環境に感謝し、ともに学んでいくことができればと思います。

これから公立高校入試を迎える受験生のみなさん、ぜひ感謝の気持ちを大切にして、目標に向かってあともう少し頑張りましょう

私は勉強とともに、サインの練習も頑張ります

感謝の気持ちを大切に…