この子は、ここに、この子はここにっと独り言を言いながら、一本一本の深紅の薔薇を、花瓶に挿しました。
心得がある訳ではないけれど、その子その子に顔があり、向きがありで、場所が決まります。
大切な、大切な娘が贈ってくれた沢山の豪華な薔薇達。
毎日勿論お水を換え、水切りをし、それでも首がごめんなさいして来た子は、濡れた新聞紙できゅっと包み、たっぷりの水を入れた首の長い花瓶に一晩入れとくと、あ~ら不思議。復活です。
大事な、大事なお花達なので、少しでも長く活けたいと、がんばりました。
色も形も日に日に変わり、円熟した女性のようになって行き、もう、枯れる一歩手前くらいの時、それでも、まだ気高い彼女達。
手を掛けなかったら、もうとっくの昔にさよならだったかな?
「これって、今の私くらいかな?」っと夫に聞いたら、笑われました。
笑ってごまかしたのかも、、。
少しでも、痛くないお洒落は、どんなに年をとってもしていたいなと思います。
さて、花束は、今や、blacky-redのドライフラウワーと化し、えもいわれぬ芳香を放っています。
私の大事な大事な、娘を心から、大切に思って下さり、一生傍にいて下さる方に、どうか巡り合えますように。
母は密かに祈ったりするのでした。
おしまい。
ついでに、神様息子二人も、できたら、お願いしますです。