金曜日の午後5時頃に母から電話があった。


仕事の時間帯の電話は大体良くない知らせである。



父が亡くなったとの連絡だった。



あまりにも突然。



大好きだった温泉で沈んでいるのを発見され病院に運ばれたが既に息はしていなかったとか。



一見して不幸なように見えるが、そうは感じなかった。



何か虫の知らせみたいなのも全くなかった。



運命学を学んでいるといろいろ読み解ける事もある。



21日に亡くなったというのは日にちの中では最も良い日にち。



そして大好きな温泉で夢見心地のまま旅だったのだろう。



人は生まれる前羊水に浸かっていてそこから地上へと出てくる。



亡くなる時も地球の火のエネルギーと水のエネルギー、火、水に包まれて再び向こうの世界に生まれたのだからこの上ない最上の亡くなり方だったかもしれない。


流石私の父だな。



桜の花が散るような余韻もなく椿の花がポトッと落ちるように逝ってしまった。



生まれる前からずっと私のことを気にかけてくれている存在というのは親くらいしかいないのかもしれない。



そんな存在がこの世に居なくなったというのはやはり寂しいな。



それほど何もしてやれなかったけど感謝しかない。