最近はTVをあんまり見ない。
見ているドラマといえば、「それでも、生きてゆく」
ドラマの内容もさながら、大竹しのぶがすごい。
もしも私が北海道に住んでいなかったら、絶対「身毒丸」を見に行ったに違いない。
なぜか、ハリーポッターに出てるあの憎ったらしい魔女(映画スウィーニー・トッドの奥さん役の人)を見ると
大竹しのぶとかぶるのは私だけかな(笑)
あ、憎ったらしいという意味ではなくてね^^;
なので知らず知らずと本の世界へ。
ブックオフに行って、キラりん☆と光っていたのが「博士の愛した数式」
たしか寺尾聡が博士の役で映画化になったのではなかったかな?
気になっていた映画だったけどまだ観ていなかったっけ。
数学の苦手な私に最初からルートだの素数だの最後まで読み終えられるのだろうか?
と思いきや、読むのがすごく遅い私でもほぼ三日程で読み終えてしまった。
それ程その美しい世界に引き込まれた。
数学と野球。これもまたどうやって結びつくのか?と読み進めていくと
これまたなんて美しいんだろう。
この本は、記憶が80分しかもたない数学者とその家政婦とその息子の何気ない日常の話。
その日常がどんなに美しくて大切なものであったのかが、描かれている。
何気ない日常の描写の中で一番ここが好き。
-博士は本を閉じて椅子に置き、ルートのそばに行く。メモ用紙たちがサワサワとつぶやく。
博士は片手を食卓につき、もう片方の手をルートの肩にのせる。
二人の影が重なり合う。椅子の下で、ルートが足を揺らす。
私はオーブンにパンをいれる。-
こんな何気ないことがたくさんの家にあっただろう日常が、一瞬にして奪われてしまった震災を思うと
本当に悲しい。
娘が屈んだ私のおなかを見て、「ママおなかヤバいって!」とか
息子が手を振る私のニの腕を見て「最近そこヤバくない?」とか言われて
「うっさい!!」と言い返すようなそんな日常さえも愛おしく感じてしまう本だった。
私がこの本に出会ったことも、地球の裏側に何か奇跡を起こすかな?笑