私は何で介護が好きなんだろう。

そう考えると、いつも頭に浮かぶ映像がある。

学生の頃(きっと中学)、とある介護施設に職場体験に行った時の、最後の日の映像。

どこの施設かは覚えているけど、

その他の情報はほとんど覚えていない。

可愛がってくれたおばあちゃんが1人いたけど、

名前も、顔も、どんな声だったか、どんな雰囲気の人だったかも、忘れてしまった。

辛うじて覚えているのは、車椅子に乗っていた事。

いつも浮かぶその映像は、

施設体験が終わった最後の日に、

そのおばあちゃんがスタッフの方と一緒に

私を外までお見送りしてくれた時の事。

少し下り斜面のある場所で

私が帰ろうと歩きだしたら

そのおばあちゃんが、自分で車椅子のブレーキを外し

下り斜面をガラガラガラと勢いよく下りてきた。

そこに居たスタッフさんも私も

「危ない!」とおばあちゃんへと駆け寄った。

そこまでの映像。

きっと車椅子を押しながら見送ろうとしてくれていたのかな?

もう、その時に自分に湧き出た感情も、

どう感じたかも、忘れてしまっている。

でも、何故介護が好きなのか?

そう自分に問いかけた時

必ずその映像が浮かんでくるから

きっと、きっかけはそれなんだと思う。


記憶力のあるタイプだったら、良かったな。

なんて、人任せに思ったり。

タイムマシンがあったらな~。

なんて、そんな不可能な物へも縋りたくなるくらい。

思い出せたらいいのにな。と悔しくなる。


今、その映像が浮かぶたび思う事は、

私を必要としてくれた人がいたんだなぁ。

そんな風に思って、切なくなってみる。


ちなみに、職場体験をしたその施設は、

初めて私が、介護職として働き初めた施設となった。

(まぁ、系列の所だから場所は違うけどね。笑)

また、忘れちゃうから。ここに残します。