カラスが窓にやってきた。
猫に呼ばれてやってきた。
"かごの中は気に入ったかい?"
カラスはちょっとバカにする。
"僕ならそうはならないね"
カラスがさらにバカにする。
"どうでもいいからここから出して"
小夜啼鳥が頼みます。
"じゃあ美味しい木の実の場所教えてくれよ"
カラスはタダでは動かない。
"教えるから早く"
小夜啼鳥は頼みます。
カラスは石をぶつけると、
窓に穴があきました。
"これで出られるかい?"
カラスはちょっと得意顔。
"まだだよかごがあかないよ"
小夜啼鳥は困ります。
"かごも開けてあげるよ"
カラスがかごを開けました。
"やった! 出られた!"
小夜啼鳥は喜びます。
「こらっ、何してるの!」
ご主人様に見つかった。
"早くこの穴から外へ!"
急いで窓から飛び出した。
"カラス君ありがとう!"
小夜啼鳥は感謝します。
"美味しい木の実ね"
カラスはやっぱりしたたかです。
小夜啼鳥は呟いた
"今までありがとう、ご主人様"