『イニシエーション・ラブ(2015)』
監督 堤幸彦
脚本 井上テテ
音楽 Gabriele Roberto
原作 乾くるみ
撮影 唐沢悟
■キャスト
鈴木…松田翔太
成岡繭子(マユ)…前田敦子
石丸美弥子…木村文乃
亜蘭澄司
海藤…三浦貴大
梵ちゃん…前野朋哉
■あらすじ
バブル真っただ中の、1980年代後半の静岡。友人から合コンに誘われ、乗り気ではなかったが参加することにした大学生の鈴木(松田翔太)は、そこで歯科助手として働くマユ(前田敦子)と出会う。華やかな彼女にふさわしい男になろうと、髪型や服装に気を使って鈴木は自分を磨く。二人で過ごす毎日を送ってきた鈴木だったが、就職して東京本社への転勤が決まってしまう。週末に東京と静岡を往復する遠距離恋愛を続けるが、同じ職場の美弥子(木村文乃)と出会い、心がぐらつくようになる。
■感想
原作既読。
恋愛下手の大学生と歯科助手の出会いを描く「Side-A」、
遠距離恋愛を経て彼らの関係が終わるさまを追う「Side-B」の2部構成でつづられる。
本だからこそできる叙述トリックをどう映像化するのかずっと気になってました!
いろんな小ネタや伏線がいろいろあるんだけど、
感想を言うだけでネタバレになりそうなので下記より映画を観ていない方ご遠慮くださいませ。
*------ネタバレ---------*
ラストは小説と違うといっていたように、
終わり方は「ああ、なるほど!」となります。
個人的に原作より映画のほうが面白いと思いました。
原作だとタラタラ80年代の男女の恋物語が展開するのですが、
描写が男目線?なのか女性にたいする表現がなんだかきもい。笑
とくに性描写のシーンが。
しかも、バブルは生まれていないので、
「当たり前」なバブル描写でさえ想像力しづらい。
キャッチで言われた「ラスト2行」のために読んだけど正直つまらなくてラストまで読むのが苦痛でした。笑
その分映画は描写も音楽もあるので、原作では想像できなかったこともすんなりと受け入れることができました。
原作を読んでいるからこそ、こういう設定になるのか!とワクワクしたし、
ラストの終わりは原作より断然面白い!
原作だと鈴木は本当にクズ男なので。
映画の鈴木はまだ真面目でマシ。
しかし暴力振るう男は断じてダメ!!
すでに内容を知っていても楽しめたので、未読の人はさらに「え?!」ってなったのかと思うと、先に原作読まなきゃよかったーと後悔。
松田翔太はイケメンだったし、
あっちゃんは可愛かったし、
森田甘路サンは最高に笑えた!
ああいうお調子者のおデブさんいるもん笑
ミヤコ役の木村文乃も原作に忠実!
あとよくカニが出てくるのはナゼ?笑
ラブホまで蟹。
堤監督らしい小ネタがたくさん出てくるのですが、もっと堤ワールド出してもいいのになーて思いました。SPECとかトリック的みたいな。
久しぶりに重くない映画を映画館でみたので、新鮮でした。






