──砦内部──
「散開して探索、但し一定距離は保て。深部への入口を発見次第連絡せよ」
ヴァンチェルの声は押し殺しても良く通る。デルフォが右に、あなたは左にそれぞれ音を立てぬよう距離を取った。
幾つも柱が立ち並ぶ大回廊だ。天井ぎわに飾られた幼い天使のレリーフはその頭部を半分、鋭い歯形にもがれていた。
不意に前方の柱で何かが揺らいだ。武器を向けたままゆっくり、大きく回りこむ。そこには何もなかった、だが憲伸が鼻をひくつかせ、恐らく何かがいた事をあなたに伝えようと振り返ったその瞬間。
奇声と共に天井から何かが落下して来た。避ける間もなくその物体はあなたに襲い掛かり、その首元を狙う。
鋭い牙がわずか数ミリの所で交差し、無限の触手が身体をはいずる。力づくで武器をこじ入れ、腕に絡む触手を無視して無理矢理に物体を押しのけ、弾き飛ばした。
物体はのた打ち、床でぐるりとその身体を立て直すとキチキチとあなたを威嚇する。その正体は数メートルはあろうかという大ムカデだった、良く良く目をこらせば1匹ではない。数匹のムカデは気味の悪い触手を波打たせ、あなたににじり寄った。
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『ほな始めよか!』
『がんばれ憲伸!!ドラゴンズ!!』
『さあさあ黙って負けなさい!』Turn 1
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スティールセンチピードAの攻撃 レッグバイター!ナツ姫さまは57のダメージ! ダウン
スティールセンチピードBの攻撃 レッグバイター!2連携! 対地! ナツ姫さまは168のダメージ! ダウン
スティールセンチピードCの攻撃 レッグバイター!3連携! 対地! ナツ姫さまは240のダメージ! ダウン
スティールセンチピードDの攻撃 レッグバイター!4連携! 対地! ナツ姫さまは290のダメージ! ダウン
スティールセンチピードEの攻撃 レッグバイター!はっこうは73のダメージ! ダウン
ヤイコは集中する ホーリーオーダーよん。光の魔力が大気に満ちる!
Dream Theaterの攻撃!スティールセンチピードBは77のダメージ!
はっこうの攻撃 ブランディッシュいくで!!スティールセンチピードAは160のダメージ!
スティールセンチピードBは152のダメージ!
スティールセンチピードCは164のダメージ!
スティールセンチピードDは163のダメージ!
スティールセンチピードEは164のダメージ!
蒼龍の攻撃 ファングクラッシュスティールセンチピードBは109のダメージ!
ナツ姫さまの攻撃 ブランディッシュ万歳!優勝!万歳スティールセンチピードAは56のダメージ!
スティールセンチピードBは64のダメージ!
スティールセンチピードCは58のダメージ!
スティールセンチピードDは63のダメージ!
スティールセンチピードEは58のダメージ!
憲伸の攻撃 ウィングスラッシャースティールセンチピードCは114のダメージ!
Turn 2
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ヤイコは集中する ホーリーレイよん。スティールセンチピードEは189のダメージ!
Dream Theaterの攻撃 プラズマクロースティールセンチピードEは92のダメージ! スティールセンチピードEは倒れた。
はっこうの攻撃 ソニックブームいくで!!スティールセンチピードDは382のダメージ! スティールセンチピードDは倒れた。
蒼龍の攻撃 ファングクラッシュスティールセンチピードCは106のダメージ!
ナツ姫さまの攻撃 ドラグスレイ万歳!優勝!万歳スティールセンチピードAは93のダメージ!
憲伸の攻撃 ファングクラッシュスティールセンチピードBは111のダメージ! スティールセンチピードBは倒れた。
スティールセンチピードCの攻撃 ネックバイト!ヤイコは120のダメージ!
スティールセンチピードAの攻撃 ネックバイト!はっこうは96のダメージ!
Turn 3
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ナツ姫さまの攻撃 クロスブレイク万歳!優勝!万歳スティールセンチピードCは133のダメージ! スティールセンチピードCは倒れた。
憲伸の攻撃 ファングクラッシュスティールセンチピードAは121のダメージ!
ヤイコは集中する ホーリーシャインよん。スティールセンチピードAは175のダメージ! スティールセンチピードAは倒れた。
ナツ姫さまのヴァリアントナイフが劣化した。[90%]
44 ポイントの経験値を得た。
蒼龍はレベルアップ! Lv.27
憲伸はレベルアップ! Lv.32
Dream Theaterはレベルアップ! Lv.32
とっさに屈み、飛び掛って来たムカデの下をくぐりながら攻撃をくり出す。ムカデは奇声を上げ、ぐるりとのけぞると地面に落ち、息絶えた。
――汚い。あなたの身体はムカデの体液にまみれ、全身緑色だ。掌で幾つかの箇所をぬぐい、ネバつく液体をぬぐい落とす。やはり今日は運が悪い。
「ナツ姫さま、無事か?」
ヴァンチェルの声が飛んだ。こちらの異変に気付いたのだろう、緊張に満ちたその声は何とも頼りがいがあったが、今この状況を見せるのもなかなか不愉快だ。どこが無事なものか――心で呟きながら、無事だと答える。
「ヴァンチェルさん!」
するとあなたの声を覆うようにデルフォの声が響いた。その声に普段のおちゃらけたムードはなかったが、やはり戦士のそれとしては高過ぎる。
「どうした」
恐らくこちらの様子を見に向かっていたのだろう、さっきより近い距離で短くヴァンチェルが答えた。
「地下に降りる通路があります! 右に通路も!」
答えを聞き終える前にあなたは柱の影から出た。すぐ向こうにヴァンチェルを確認する。彼もこちらの姿を見止めるとデルフォの方にきびすを返した。にしても面倒だ、予想したより砦の内部が広い。本来なら3人で探索するべきものかすら怪しいのに、こちらはようやく中級竜騎士に上がろうかと言う人間が二人もいる。
デルフォの下に着くとなるほど道が3つに分かれている。地下へ続く階段を下りるのか、右側へ続く通路を入るのか、それともこのまま大回廊を直進すべきか。どれもかなりの奥行きが予想され、手分けして探すという訳にも行かなそうだ。
こうなればヴァンチェルの意見が優先だった。あなたとデルフォは黙って指示を待つ。しばし沈黙した後、彼が口を開いた。その口から出た言葉は……
2. 「下のフロアを調べよう」
3. 「右の通路を探索する」
──See you Next phase──








