《女子-220》
小柳選手(新潟)は長い距離での前蹴り、横蹴りをベースに、そこからの変化技としての変則回し蹴り、更に蹴りをフェイントにしたパンチ等、自分のスタイルを守り切った安定した試合ぶりで初優勝。このロングの距離を支配できる闘いができれば、世界大会も「いける」と思わせたが、ロシア選手のラッシュを食い止められるか?! 前回世界大会(※Jrで出場)で既に経験があるだけに、対戦イメージは作れるだろう。対策をがっちり積んで、半年後を迎えて欲しい。
アジア王者の作田選手(草加)は小柳選手に競り負けるも、組技の地力に勝る渡邊選手(神戸)をパンチで下したのは収穫。
その渡邊選手は'16体力別を制覇して以来の復帰でちょっと練習不足か、あるいは試合勘を失っていたか?! 鮮やかなビクトル投げを見せる等、相変わらずの衝撃(=高いポテンシャル)は見せたのだが、、。
優勝:小柳 茉生
《女子220+》
ここしばらく絶対王者として君臨していた大谷選手(札幌西)が欠場。
参加選手の中で「本命」と見られていた今野選手(多賀城)が久しぶりの優勝を飾った。「絶対に勝たなければいけない状況で、そのプレッシャーをはねのけての優勝」という意味では見事だったが、世界大会をにらんだ時にどうか?!
決勝の相手の内藤選手(横浜北)は大学柔道の経験者。アスリートor格闘家としてのポテンシャルは高いものの、空道歴はまだわずか1年で、打撃への対応は正直まだまだの選手。その内藤選手を相手に打撃で仕留めきれず、組んでは場外ブレイクを狙っているかのような逃げ腰気味となると、国内では大谷選手、海外ではアリナ選手(ロシア)(※ともに柔道出身で、打撃もうまい選手)を相手にした際に不安が残る。
そういった意味では戸田選手(登米)(やはり柔道出身)との試合はどうだったのだろう??? 私(渡邉)が審判をしていた反対ブロックだったので見れなかったのが残念。
何にせよ、もう一段のレベルアップを期待したい。
優勝:今野 杏夏
《男子-230》
To be continued !!