2023年から始めた新しいお仕事の一つが、

地域活動の責任者をしてらっしゃる方の、

人間関係に関するアドバイザー的なことにシフトしています。

 

最初のうちは、地域活動に必要な資料作成の代行などだったのですが、徐々に、

アドバイスをしたり、連絡文(LINEやメール)の代筆をすることが中心になって。

 

とても楽しいのです。

 

愚痴を聞くのは好きじゃないのですが…。

なぜ楽しいのか???

 

それは、その方が、きちんと目標と〆切を持って、

愚痴のような話が延々と続いても、「で、どうしたらいいかしら?」と

訊いてくださるからです。

 

もうひとつ、ご相談に対して、「こうだと推測すると、こうしたほうがいい」

というご提案をすると、とても納得して素直にそうしてくださるから。

「でも」という言葉を聞いたことがありません…!

見習わなければと、いつも思います。

 

 

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そして…このお仕事に…

演技の勉強が、とても役に立っている気がするのです。

 

例えば。

その、地域活動のメンバーのお一人(仮にAさんとしましょう)に、

Aさんが大切にしている今の担当を辞めてもらって、他をお願いするという、

ちょっと無体な状況なんだけれども、

なんとか引き受けてもらうにはどうしたらいいか?という話が出ました。

「こんなに簡単だし、今よりラクになるし」と言おうと思う、とおっしゃるから、

 

ちょっと待てください、と。

 

気持ちはわかります。昔は私も、そういうことを言ったりしました。

そして失敗しました…。

 

簡単かどうかは相手の感じ方です。

それを決めつけては、いけない…。

 

「簡単だし、今よりラクなるし、いい話よね?」と、おっしゃるので、

そうではないのではないかな…とお話ししました。

 

もちろん私にも、Aさんの気持ちはわかりません。

でも、お話を聞いた限りでは、Aさんは、今の担当をとても大切にしてらっしゃる。

物分かりは良さそうだけれど、他に替わってほしい、と言ったら、

それはけっこう、悲しい話だろうと推測。

 

「終の住処と思って家を買ったのに、引越せ、って言われたらどう思いますか?」

 

とお話ししてみました。

 

「それはイヤよ~!」

「ですよね。それと同じくらい、つらいお願いなのでは?」

「え、そうなの?」

「あくまでも推測ですが、先ほどのお話からすると、Aさんは今の担当をとても大切にしてらっしゃるんですよね?」

「そうよ」

「だったら」

「…ああ」

 

顔つきが完全に変わりました。

 

「今の、そのお気持ちで、申し訳ないけれど、ってお願いした方がいい内容だと思いますよ」

 

「…そうね。…確かに、そうだわ」

 

 

この、完全に顔つきが変わったことが。

演劇のようだなぁ、って。

 

役の気持ちになりきる、なんて、なかなかわからないわけで。

だって、役と同じ人生を送ってないから。

でも。

似たようなことは自分の人生にもあるし、そこで感じる感情もある。

ご相談者様も、自分が急に引っ越せと言われたら嫌だというのは、瞬間的に感じた。

その気持ちで、演技をする。

今回については、相手がその気持ちだということを想像して、お願いをする。

 

そうしたら、自然と、「本当に申し訳ないけど」という言葉は出るし、

演技であれば、本当にイヤだという気持ちでセリフが言える。いや、言う。

自分の言葉として言ってしまう。

プラス、観てわかるような動きを少し追加する部分もありますが。

それとて、本当に自分が「ああイヤだ」と思って動けば、リアリティが出る。

 

 

…なんてなことを。

思いました。

 

 

「ちなみに、もし相手が、いいわよ~、って感じでも気を抜かないでくださいね」

 

というアドバイスまでして、帰りました。

うまくいくといいなぁ。