2023年から始めた新しいお仕事の一つが、
地域活動の責任者をしてらっしゃる方の、
人間関係に関するアドバイザー的なことにシフトしています。
最初のうちは、地域活動に必要な資料作成の代行などだったのですが、徐々に、
アドバイスをしたり、連絡文(LINEやメール)の代筆をすることが中心になって。
とても楽しいのです。
愚痴を聞くのは好きじゃないのですが…。
なぜ楽しいのか???
それは、その方が、きちんと目標と〆切を持って、
愚痴のような話が延々と続いても、「で、どうしたらいいかしら?」と
訊いてくださるからです。
もうひとつ、ご相談に対して、「こうだと推測すると、こうしたほうがいい」
というご提案をすると、とても納得して素直にそうしてくださるから。
「でも」という言葉を聞いたことがありません…!
見習わなければと、いつも思います。
。+゚☆゚+。★。+゚☆゚+。★。+゚☆゚+。★。+゚☆゚+。
そして…このお仕事に…
演技の勉強が、とても役に立っている気がするのです。
例えば。
その、地域活動のメンバーのお一人(仮にAさんとしましょう)に、
Aさんが大切にしている今の担当を辞めてもらって、他をお願いするという、
ちょっと無体な状況なんだけれども、
なんとか引き受けてもらうにはどうしたらいいか?という話が出ました。
「こんなに簡単だし、今よりラクになるし」と言おうと思う、とおっしゃるから、
ちょっと待てください、と。
気持ちはわかります。昔は私も、そういうことを言ったりしました。
そして失敗しました…。
簡単かどうかは相手の感じ方です。
それを決めつけては、いけない…。
「簡単だし、今よりラクなるし、いい話よね?」と、おっしゃるので、
そうではないのではないかな…とお話ししました。
もちろん私にも、Aさんの気持ちはわかりません。
でも、お話を聞いた限りでは、Aさんは、今の担当をとても大切にしてらっしゃる。
物分かりは良さそうだけれど、他に替わってほしい、と言ったら、
それはけっこう、悲しい話だろうと推測。
「終の住処と思って家を買ったのに、引越せ、って言われたらどう思いますか?」
とお話ししてみました。
「それはイヤよ~!」
「ですよね。それと同じくらい、つらいお願いなのでは?」
「え、そうなの?」
「あくまでも推測ですが、先ほどのお話からすると、Aさんは今の担当をとても大切にしてらっしゃるんですよね?」
「そうよ」
「だったら」
「…ああ」
顔つきが完全に変わりました。
「今の、そのお気持ちで、申し訳ないけれど、ってお願いした方がいい内容だと思いますよ」
「…そうね。…確かに、そうだわ」
この、完全に顔つきが変わったことが。
演劇のようだなぁ、って。
役の気持ちになりきる、なんて、なかなかわからないわけで。
だって、役と同じ人生を送ってないから。
でも。
似たようなことは自分の人生にもあるし、そこで感じる感情もある。
ご相談者様も、自分が急に引っ越せと言われたら嫌だというのは、瞬間的に感じた。
その気持ちで、演技をする。
今回については、相手がその気持ちだということを想像して、お願いをする。
そうしたら、自然と、「本当に申し訳ないけど」という言葉は出るし、
演技であれば、本当にイヤだという気持ちでセリフが言える。いや、言う。
自分の言葉として言ってしまう。
プラス、観てわかるような動きを少し追加する部分もありますが。
それとて、本当に自分が「ああイヤだ」と思って動けば、リアリティが出る。
…なんてなことを。
思いました。
「ちなみに、もし相手が、いいわよ~、って感じでも気を抜かないでくださいね」
というアドバイスまでして、帰りました。
うまくいくといいなぁ。