葉山の夕焼けである。名島の遥か遠方には丹沢山地が見える。鳥居の右に見えるのは江ノ島である。もう少し左には富士山が、さらに箱根山地から伊豆半島を望み、南に目を転ずれば大島が見える。関東平野の美景を360度楽しめる地、葉山。我が愛すべき『勝蔵丸』はこの地にフランチャイズを置き長年、四季折々の相模湾の旬を楽しませてくれた。残念ながら、この夏看板を下ろすことになった。しかしながら、釣りをこよなく愛し続けたお客さんたちにいつも笑顔と元気で応じてくれた親方夫妻の心意気はこれからも生き続けるはずだ。少なくとも私の心の中の葉山の心象風景は永遠である。そして、この海をこれからも愛でていきたい。
一方で、浅間の山々。。。中学生の頃、林間学校で初めて訪れ、高校では夏合宿の地として通い、手軽な山行の地にも拘らず、起伏に富み、多様な変化を見せる山肌、多種多様な高山植物、蝶をはじめとした美しい昆虫たち、壮大な浅間山をバックに気分爽快な山歩きを提供してくれる。
その中でも最も気に入っている風景のひとつがここ池ノ平。あまり知られていないが列記とした高層湿原である。高校時代の脳裏の光景からは湿原がかなり後退しているが、初夏ともなればヒオウギアヤメが咲き乱れ、マツムシソウやヤナギランなどが彩りをさらに添えてくれる。周囲の散策は、途中、小諸市街地からはるか南アルプス、北アルプス、さらには富士山までを望む天上の丘でのティーブレークやコマクサ園をめぐっても2時間もあれば十分だ。海に山に大切にしている心象風景があるからこそストレスを流せるサラリーマンをやっていられるのかも知れない。