前半の早い時間帯で思い掛けない4失点ということで不本意な決勝戦になってしまったことでしょうが、最後まで諦めず走り続け2点を返し反撃していた戦いぶりには勇気と感動を与えてくれました。
予選リーグから負けなしで、1点もリードされることなく、試合巧者であったなでしこ。日本の女子サッカーの歴史はまだまだ浅いですが、さらに個々の選手の技術力をあげ、華麗なパスサッカーを基軸としたチームプレーでまた世界の舞台で活躍してくれることを願いたいと思いますね。
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さて、そんななでしこの活躍を目の当たりにして、サッカーの代表チームの戦いやオリンピックなどの国際試合のたびに感じていたことを友人が端的に記して下さったのでご紹介させて頂きたい。
『なでしこJAPAN準優勝のWorld Cupを観戦し、応援する日本人、日の丸を見て思ったこと』
日本では戦後、愛国心=軍国主義、右翼と呼ばれ、自分の思想信念を他人に話す事はタブーとされてきた。
日の丸のついたアイテムを持てば右翼団体かと職務質問される異常な国だ。
若者は日の丸のついたTシャツより、米国の星条旗のついたTシャツを好む。昔で言えば『日の丸なんてダサい‼』みたいな感覚。
『欧米かっ‼』とツッコミたくなる。
しかしW杯など国家対国家の戦いになると、日頃愛国心など気にもしない老若男女が惜し気もなく日の丸をふりかざし応援する。
勝てば一斉に日の丸を揚げ歓喜し、抱き合って喜ぶ、サポーターは戦さに勝った選手と同じ日本人である事に誇りを持ち、涙し、喜びを共有する。
逆に戦さに負けた時は、皆で泣き、選手をねぎらい、励まし、悲しみを共有する。
我々は試合に出ているのは身内でもないあかの他人なのに、我が事のように喜んだり悲しんだりする。
この感情はいったいどこからくるのか?
もちろん日本人としてのidentityを持っているからですよね?
ここでのidentityとは『国・民族・組織などある特定集団への帰属意識』。
日本という国家に生まれ、日本という領土に住み、日本の文化や歴史と一緒に我々は時間を共にしてきた。共有してきたのである。
だからココ一番となると国家の象徴でもある日の丸に誇りを持ち、それが空高く揚がると感極まるのである。
こんな時でも日章旗反対という方がむしろ異常、病気。
日本という国家に属する人間にとって、日の丸を持ち応援するのは自然な行為だと思う。
国旗掲揚が軍国主義に繋がるなら、W杯やオリンピックで日の丸持ってる人はみんな軍国主義者なんだ?
へ~そうなんだぁ(棒)
というお話し。