この記事は、2012年3月16~18日の記事からの
連綿とした繋がりのあるものです。
詳しくは、そちらで前提をご確認の上
読んでいただければと思います。
■2012年3月16日号
http://ameblo.jp/nabechalin/entry-11191487525.html
■2012年3月17日号
http://ameblo.jp/nabechalin/entry-11191490439.html
■2012年3月18日号
http://ameblo.jp/nabechalin/entry-11191491473.html
_______今号は、前日の続編です_______
故郷チリを捨ててまで来たのなら
それだけの覚悟が必要なはず。
私は少なくともエディソン氏には
それを感じない。
先日、『守破離』 のお話をブログにしたが
人間は普通、親兄弟縁者、地域、故郷など
その属性から受け継ぐべきものを勉強し
必死(必至)で自分のものにすることが
基本になって、
それをベースに如何に時代や環境の変化
の中で、自分の趣向性や構想力をブレンドし
創意工夫しながら独自性を見出せなければ
自分を生きることが出来ないものである。
特に彼は、最初の属性からコックの免許
一本で飛び出してしまっている。
日本人であっても創意工夫した独自の
メニューがあるか? ということが
問われるはずである。
それか、定番の味を守れるか?
であろう…。
いずれにせよ、若気の至りで出てきてしまった
それ自体を責めるつもりはないが、
これまで日本に居た経歴で
『故郷を捨ててまで自分を生き抜く覚悟』
これが欠落している点が一番問題だな
と感じました。
人は雇い主であっても雇われ人であっても
『自分』 というこの世に関わる掛け替えない
存在に対する責任者でなければならない。
彼は、ある弁当会社につり銭詐欺の冤罪を
掛けられたと助けを求めてきたことがあったが
自分を自分で説明し護れないのであれば
チリにいても成功出来る人ではないと思う。
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今後の生計を チリワインの輸入業をやる
と説明して、私と母親に覚書を用意して
返済計画を示してきたことを
以前記したのだが…、
実は、彼は2011年の秋の時点で
それを行動に移していた。
今までの人脈がどのようなものであったか
知らないが、飲食関係での伝手があって
(どこまで本当かは分かりかねるが…)
既に安く手配して欲しいという顧客が
多数いると分かり、
なんと、その勢いで顧客管理のための
パソコンを買ったということだった。
それが…
今年になってもなかなかメドが立たなくて
先だった生活資金にも窮しているので…
『8万円で買ったんですが、
5・6万円で買ってくれませんか?
ハコから出してなくて新品なんです。
オトモダチでも教えて下さい。』
は?
『何やってるんですか。 だから貴方は
ダメなんですよ。 気が大きくなって
すぐ行動に出るのは良いことですが
運転資金や操業ルートを確保しないで
なんでそんな高価な備品から手に
しようとするんですか? とにかく
奥さんがGWにいらっしゃるまで
凌いで下さい。 話はそれからですね。』
どうして同じような失敗ばかり…。
そして、人気の高い日本製品の廃棄品を
リサイクルして直して、それをコンテナで
積んで高い利益を得られるという、
こちらも彼の夢のお話…。
『アルファを売るときがありましたら
譲って欲しいです。教えて下さい。
お金にかえて返済にあてたいです。』
は?
オレの愛しい子の次の人生は
オレが決めるわい!!!
それに返済に当てるってどういうこと?
勝手に決めんなよ!!!
『エディソンさん、アルファは
大体からしてイタリア製ですので
貴方の構想とあいませんよ。
私はあれは乗りつぶすまで可愛がる
ので貴方のお世話にはなりませんよ』
と、丁重にお断りしました。
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そして、彼には身体のことがあります。
病院通いでお金が掛かるの当たり前で、
4月になったら決まっている仕事がある
ということでしたが、3月中はなくて
いけないでいる。 そういう時期でした。
『私ね、2週間に一回は病院いかなきゃ
いけないのに、行けないんですね。
今月はたぶん行けないんですね。…』
母親は…
『片付けと一緒に大掃除も手伝ってくれたし
交通費と食事代くらい出してあげてよ!!!』
と言いますが…
今、メシおごってるやんけ。…
ワイン事業へと先走ってパソコンを買ってしまい
『箪笥の肥やし』 にしてしまったので
売却を迫ってきたり、
夢を語って、私の愛車まで下心で見ていたり、
盛んに身体のことを言って哀れみを乞うたり…
『あぁ、母親一人で対させたら、また
沢山出しちゃうんだろうなぁ…』
その場はとりあえず、食事代のつり銭から
自宅部分の『大掃除代』 『力仕事代』として
“樋口一葉” を渡しておきましたが、
『とにかく、焦らないで、母親や私に気兼ね
しないで、貴方自身が自立するメドが
立つまで頑張ってください。』
とだけ言って別れました。
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先日も押し込み強盗のようなリサイクル業者
から貴金属を取り返したブログを書きましたが
母親にはもう、良い顔をして下心満載で
近づいてくる輩は懲り懲りです…。
リサイクル業者の一件では、母親は
『もう、あんたがいない時は、知らん人
とは話さへんようにするわ』
と、やっと思ってくれたようで、
私はついでに、エディソン氏の例をあげて
『良い人そうでも良い人ではない人は
沢山いるから、お母さんは少し人の
裏を見るクセをつけなきゃね。
エディソンだって、現実的には
外車2台買ってあげたみたいな
ことになっているわけでしょ?』
そして、パスポート代を私が肩代わりした
本意を語りました。
『あのお金は自分で出したけど、決して
哀れんだわけではなく、ああしなければ
彼の存在はこの国で合法的ではなくなるし
覚書で喜んでる状況じゃない。
お母さんの出した額の数百分の一でも
僕自身が味わって、彼がどういう人間か
知るつもりだったんだよ…。』 と。
我々の問いに対しては申請したと言っていたが
最近、母親から…
『この間電話が来た時は、何かお兄さんが・…』
どうのこうので…
と言っていたので、私は追求する積もりです。
私はこの4万円は、間違いなくパスポートの
申請に遣って下さい。と、言って渡しました。
もし、違うことに転用していたら
それは話が違います。
信用に関わるので、違ったルートでパスポートを
取得していたとしても、追求する積もりです。
そして、4月末日に本当にお兄さんから
返済の振込みがあるのか?
連休明けに奥さんが来日するのか?
彼が約束したことがちゃんと履行されているかを
見極めて、対応を考えたいと思います。
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病気にまで追い込まれたわけですから
母親さえ好意が無くなっていたなら
また、返済に拘わらなければ
すぐにでも警察に届けたのですが…
どういうわけか、仲良しでいたがる、
そして、返済にも拘っています…。
息子としては実に複雑だわ…。
いずれに、続く…