http://sankei.jp.msn.com/world/news/110823/chn11082311450002-n1.htm
つぶやく声が情報統制をすり抜ける
当局追いつけず
2011 8 23 11:40
死者40人を出した中国浙江省温州市
(せっこうしょうおんしゅうし)の高速鉄道
事故から8月23日で1カ月。
鉄道省が事故車両の一部を現場に埋めた
事実を瞬く間に国民に伝えたのは
短文投稿サイト「ツイッター」の中国版
「微博(ウェイボ)」だった。
直後に巻き起こった「証拠隠滅」などの
激しい当局批判。中国人の識者からは
「国民に『知る権利』という概念が根付いた。
メディアも含め社会が変わる契機になる
可能性はある」との見方が出ている。
■「風化させたくない」
「この国では次から次へと
大きなことが起こり、人々は
前に起きたことを忘れてしまう。
それではいけない」
短文投稿サイト「微博(ウェイボ)」を運営
する大手ポータルサイト運営会社の男性
編集者(29)=北京在住=は言う。
男性は浙江省温州市の高速鉄道事故の
発生直後、会社から現場に派遣され、
今月(8月)8日に温州を離れてからも
事故の情報を発信し続けている。
男性には中国当局の発行する記者証は
ない。もっぱら自社の微博に個人の身分
で書く。事故の遺族や負傷者から聞き取り
中国当局との賠償交渉の様子も細かく伝えた。
「温家宝首相は遺族や負傷者の善後処理
を思いやりを持ってやるように言ったが、
鉄道省の人は『(賠償交渉で)温首相の話は
意味がない。(賠償額を規定した)国務院令
だけが有効だ』と言った」
■追い付けない当局
今回の事故では中国メディアによる活発
な取材活動と公式発表以外の独自報道が
目立った。
中国紙で記者の経験もある男性は
「とにかく鉄道省を批判し、鉄道省を疑えば
『英雄』になれるという安易な雰囲気が
インターネット上を中心に生まれた」と話す。
男性の微博の読者は事故前の約3万人
から約15万人に。事実を伝える責任の重さ
を感じている。今の関心事は捜索活動が
実際にいつ打ち切られたのか。
「会社がどこまでやらせてくれるか分からない
が、やれるまでやりたい」と話した。
当局は、海外からの政治情報流入などを
規制するため、本家ツイッターへの接続は
遮断する一方、「ツイッター」の中国版である
微博は、管理下に置くことで公認している。
スマートフォン(高機能携帯電話)の普及も
あり、急速に拡大。中国最大のポータルサイト
「新浪網」の微博利用者は2億人を突破し、
当局の情報統制が追い付かない状況に
なっている。
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確実に情報統制が難しい時代に
来ているのですね。
これが、高速鉄道事故の問題が
もしかしたら、共産党支配崩壊への
布石になるかもしれません。
個人が意見を発信出来て、多くの
人たちと繋がりを持てるのは
良いことです。
しかし、ネットの環境では不特定多数
の人間がその論調を目にするという
意味で、節度を持たなければいけません。
国家権力で統制されることはもちろん、
良識ある人間からも現実からかけ離れた
醜い世界だとされないようにせねば
いけませんね。
主義主張には差別や偏見を持ち込まず
趣味趣向には否定・批判よりは自らを通じ
その魅力を表現出来る言論を盛り込む
べきでしょうね。
前者と後者を間違ってしまい、
ゴリ押しをすることが
危険だと思います。
そういう意味で、
フジの韓流偏向は
気持ち悪いですね。