昔から、思っていたことがある。
「自分にはきっと未来がない」
根拠はないけど、きっと自分には未来なんてないんだと思ってた。
だから小さい頃から大人になってからのことは考えないようにしてたし
あんまり未来の約束事はしないようにしてた。
冗談に思えるかもしれないけど
本当に
「そのときまでお互い元気でいられるかわからないでしょ」
って本気で思ってた。
別れがあっても悲しくないように
友達 恋人とは広く浅く付き合ってた。
幼稚園
人里離れた幼稚園に通ってた。
記憶はほとんどない。
幼稚園の中以外で
友達と遊んだことなんてなかった。
幼稚園は俺にとって 疲れる場所だったのかもしれない。
卒園式の日
お手伝いさんが車で迎えに来てくれて
後部座席で笑顔で
「幼稚園クリア。次は6年かぁ、まだまだ長いなぁ」
って言ったんだって。
まだみんな 写真撮ったりしてた最中だったんだって。
小学生。
実はこの頃の記憶もほとんどない。
あるのは5年生から上になってからだけ。
友達は多かったけど、
とにかく一人でいるのが好きだと思われていた。
このときくらいから、一人でいるのが好きなように振舞っていたのかもしれない。
団体行動とか
組織の中で生活すること。
あんまり好きじゃなかった。
空を見上げて自分について考える時間が一番好きだった。
毎晩次の日の学校でどうやって行動してやろうか
完璧に予習してった。
当時 自分にとって 学校は 前日考えたとおりに動くだけの
舞台でしかなかった。
成績はよかったし、親にもなんにも言われなかったし、
周りに流されて流されて、気がついたら二十歳も超えて
今年24歳になろうとしてる。
民主主義の世の中
多いほうにいれば間違いない、そう思っていたのかもしれない。
おれ、解離性同一障害かもしれないんだってさ。