神奈川県箱根町では、昨年の10月12日の台風19号の影響により、箱根登山電車の箱根湯本駅~強羅駅は現在長期運休をしています。

また箱根登山ケーブルカーも、施設および車両更新工事の為、2020年3月下旬(予定)まで運休する予定だそうです。

 

今回は、そんな箱根をバスを使って周る旅に出かけました。

 

運休期間中は

箱根湯本駅~強羅駅間、強羅駅~早雲山駅において箱根登山バスへの振替輸送と代行バスが運行されているので、快適に目的地に行くことが出来ます。

 

同級生のメンバーと2人で、ロープウェイの早雲山駅近くの「強羅花扇」旅館に泊まってきました。

箱根湯本からは代行バスで約25分で到着。

 

 

飛騨高山からこちらの地にやってきていて、全20室に露天風呂を完備する静寂を楽しむ宿です。

 

https://gorahanaougi.com/

 

館内は畳敷きの回廊となっており、素足のままで部屋まで案内されました。

玄関からロビーにいたる吹き抜けには、千本格子をモチーフとした厳かな和のシャンデリアがあり、どこか昔の日本にタイムスリップしたような気持ちにしてくれる素敵な空間でした。 

 

 

太古から土に埋まっていた木を「神代木」といい、ふつう千年以上埋もれていたというのが目安だそうです。

花扇の私達の客室には、檜より固いと言われる神代欅(じんだいけやき)が贅沢に使用されていて、和の風情が漂ってきます。

しかも音響設備が施され、ベットがあって洋の機能性も融合した設計になっていました。

 

 

私たちは、この素敵な空間を堪能する為に、TVのチャンネルには手を付けずに、

部屋に準備されていた音楽を流して聴いていました。

音響効果のあるスピーカーから流れる音色が心も体も癒してくれるようでした。

何もしないで、ゆったりと過ぎていく贅沢な時間を過ごしました。

 

夕食前に、外にある露天風呂で箱根の山を眺め、少しぬるめの濁り湯にゆっくりと入りました。

夕食は部屋食ではありませんが、プライベートな個室でいただきました。

 

昔ながらの旅館のおもてなしを大切に考えられているようで、

宿泊の出迎えから部屋の案内、料理のお世話を、同じ若い仲居さんが担当してくれました。

気さくで笑顔の素敵な仲居さんは、私たちが料理を美味しいと言うたびに、ありがとうございますと言って凄く喜んでくれました。私たちも嬉しくなるひと時でした。

 

今回宿泊した強羅花扇のメインは、夜に企画された音楽の集いです。

この4月からこの旅館で始まる「ONGAKU RYOKAN」というプロジェクトのお披露目会でした。

 

 

総合プロデューサーに立川直樹さんが務められています。

音楽評論家としてレコードのライナーノーツ執筆や雑誌上での評論活動を多数手掛けられています。

私たちより少し年配の白髪の紳士でした。

 

音楽との出会いは若い時に聴いた、ビングクロスビーやフランクシナトラ、ナットキングコールが歌っていたジャズの名曲の「スターダスト」。

昔懐かしいシャボン玉ホリデイという番組の最後にピーナッツが歌っていた曲です。

 

立川さんが、音響設備を準備されたテクニクスの担当の方と、厳選された上質の音楽を次々と流されていきました。

夜の9時頃に始まった催しは、永遠と11時過ぎまで続きました。

 

 

所々に立川さんが、音楽の魅力を語られていました。

 

上質の宿で四季折々にあった上質の音楽が流れる旅館を作っていきたいという思いが伝わってきました。

テクニクスのスピーカーから流れる音は、私たちが普段聞き取れない周波数もカバーしています。音波として共鳴して身体で感じる事が出来るのです。

 

目を閉じれば、実際に演奏されているような錯覚さえ感じてしまうほどです。

低音が体を震わせます。

 

私たちは、ワインやウイスキーを飲みながら楽しい時間を過ごす幸せを感じました。

 

非日常を味わった音楽旅館でのひと時。

 

老後を楽しく過ごすきっかけを作ってくれたようでした。

 

詳しくはYouTubeでもご覧ください。