昨日、職場のカラオケ大会に参加してきた。


カラオケ好きな理事のために開催したものだ。


私は人前で歌うことが大の苦手で、今まで職場の人に誘われても断り続けていた。


理由は音痴だからだ。


学生時代に、合唱部を途中でやめた事や、父の友人から音痴と言われたから、ずーっと避けてきた。


しかし、いつもと違う選択をするため参加を決意した。


週の真ん中にも関わらず、元気のいい営業チームが大いに盛り上げてくれて楽しかった。


スナック経験のあるお姉さんの合いの手が、とても勉強になった。


私もあえて理事の隣に座って色々と話をした。


年齢層が上のため、みんなが知っている平成初期の歌を選曲していた。


しかし、理事の選曲がまさかの


西野カナの「会いたくて 会いたくて」


容姿から想像できない選曲と、演歌風に歌う姿に爆笑するわけにいかず、必死に耐えた。


理事が帰り際に「僕おったら皆んな気を使うよね〜」と一言


「いえいえ、そんな事ないですよ〜」とみんな口を揃えて言った。


理事は嬉しそうにしていた。


これが、繋がり感を確認する手段なのか、と思った。きっとこうして出世競争を生き抜いてきたのだろう。


怖い人だと思ってたけど、なんだか可愛い人だと思った。


その後ノリノリで理事はご帰宅。


「あの感じだと、2週間に1回開催されそうだとね」皆んなで震えながら帰宅した。