夕焼け雲をおなかに入れて

帰ろう帰ろう

おうちに帰ろう



娘とお気に入りで聞いていた歌


秋の夕方になると頭に浮かぶ歌




娘は覚えている訳ないんだけど。


ワタシの中の娘は、小学一年生で止まってる。

いっちゃん。

もう高校生になるのか。


どこにいるんだろう。

何をしているんだろう。

どうしてあのとき手を放してしまったんだろう。


後部座席の窓から伸ばして繋いだ、冷たい小さい手の細い指の感覚は消えない。


二人とも泣きながら叫びながら、本当に最後に別れたミスドの裏の駐車場。

ママと行く!!

電柱の反射板にしがみついている小さな手が忘れられない。


あの時調停を拒まなければ。

娘とは離れる事はなかった。


でも。


娘にとってはきっと、これが正解だったと思う。

ワタシは毒親だと思うから。



ワタシ自身が母親との関係を正常に築けていない。

娘と自分を重ねて、冷たく接していた時期があった。


今になって分かるのは、

どう接して良いか分からない。

何を話したら良いか分からない。


これだった。


娘を見ると、悲しかった自分の感情が蘇った。


当時の母親の彼氏。

一人じゃ遊べない数人でやるゲームやら、3歳の子どもに出来る訳ないピースのパズルやらを来る度くれる。


もらった瞬間は嬉しいけど、遊べない事に気付くけど、もう母親と彼氏は出掛けていない。


日当たりの良い明るい畳の部屋に一人。

母親を追いかけて、北側の暗い冷たい玄関でずっと座っていた。



そんな数え切れないほどの、細かい記憶を何かの拍子に思い出した。


娘のせいじゃない。


ワタシが母親との関係から逃げて来たから。



娘にも7歳まではワタシが居た。

悪い影響が出ないと良い。

明るい、自分を出せる、鈍感で優しい強い人間になって欲しい。

、、、とか思うのも傲慢だ。


ごめんね。

ごめんね。思い出さない日は無いんだ。更にごめんね。自分勝手で、ごめん。