園で小さい子達とも遊んで過ごしていた長女。2年ぐらい前から赤ちゃんが欲しいと言うようになった。本当は、あんたには妹がいたんやでえと言えるはずもなく。小さなペットを買ってあげた。

そのペットも2週間前に亡くなってしまった。すごく可愛かったのに良い子だったのに短い命。

次女も命を授けられて無事に私のお腹で育った。8週と12週の壁も乗り越えてたのにね。

流れてしまわずにしっかりお腹で元気に動いてたね。

NT検査の時の技師さんがよく動いてなかなか測れないと言っていた。長くエコーを見ることができて元気に動いているのが嬉しくて私はじっと見ていた。

測られたくなかった?

生まれたときも元気に心臓が動いていたね。

呼びかけたけどもうお腹には戻せない。あなたは連れて行かれて心臓が止まる瞬間は見届けられなかった。見届けていたら私もその瞬間いなくなっていたかもしれないな。


ずっと覚えているんだ。私はお母さんだから、ずっと覚えているよ。


最近になって長女が次女の骨壷に気付いた時はヒヤッとした。親戚の葬儀に出て、骨壷というものを実際に見てたからだ。

ごまかしたけども。

妹がいたなんて言えない。

長女がいたから長女をきょうだい児にしたくなくて長女が可哀想だからと周囲に反対されたからと言えない。

事実が言えない。

言う必要ってある?あるか?

私の罪を背負わせたくない。