「どうしていつも私なの」
そう思うことが多い20年だった。
いじめ、人間関係のトラブル、部活動、何かにつけて不幸役を選んでしまう。
今では笑い話となるあの頃は、間違いなく人生の中で辛いと感じていた時間だった。
思い出すと、今でも涙が止まらなくなる時がある。
負のオーラが出てしまっているかもしれない。
だけど、私なりに前を向こうとして必死に足掻いているのだ。
恋愛や人間関係、試験や就活、うまくいかないことばかりで
何を目指して生きているのか、生きるために何かを目指そうとしているのか、
わからなくなってしまう。
せめて来世は、そうならないように。
辛いと思う人生を精一杯生きた自分に誇りを持てるように
そう思って今、また前を向こうとしている。
今はまだ、シンデレラのようなハッピーエンドに出会えていない。
何度も裏切られる。
その度に後ろを振り向くし、
戻ってこない過去を願ったりもする。
どこが前だかわからず、ただ彷徨うことの方が多い。
もう、私はちゃんといろんなことを乗り越えて、強くなる途中なんだと言い聞かせる。