~日常の中のリフレイム~

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セラピスト佐藤亜希のブログ

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ここ1ヶ月ほど、地震・津波・原発問題などいろいろなことがありましたね。

そろそろ疲れがでてきたころだと思います。





トラウマやPTSDという言葉は阪神淡路大震災のころから聞くようになりました。

今回の東日本大震災では多くの人々の心にトラウマを残したと思います。

トラウマとは、簡単に言うと私たちが持っている安心感にヒビが入り、将来の安心感を感じられないことです。

地震で怖い思いをすると、今まで明日地震が来ると思って生活していなかったのに、明日また地震がくるかもしれないと不安に思います。

今の日本はまさにそんな状態。

トラウマは最初はストレスです。ストレスの状態の時に、ストレスを感じて消化することができればトラウマ化は防げます。

でも被災地のように大変な状況が続けば、ストレスを消化しづらくなります。

だから、みんなで気持ちを話すという心のケアが必要になるわけです。

では、被災地ではないけど、関東地方に住む人たちはどうでしょう。

毎日流される悲惨な映像や、不安を煽るいろいろな情報、停電や物資の不足・・・さまざまなストレスがあります。

でも、被災地の人々に比べたら・・・と口に出せなかったり、我慢をしてしまったり、たいしたことないって吹き飛ばしてみたり。

気づかないうちに徐々にストレスをトラウマ化している状態なのです。

だからと言って自分だけ大変ですと言っても、わがままが全て通るわけではありません。私たちもみんなで協力して乗り越えようとしています。

そこで、自分のストレスをトラウマ化しないために、

まず自分のストレスを認識してください。誰かと比べるのではなく、自分が素直に感じるストレスです。

たとえば、「停電なんてもうまっぴら!節電なんてめんどくさい!もう地震なんかいやー」とか。これを人に言ってしまうと、この状況ではさすがにびっくりされてしまいますが、心の中で思うのは自由です。思うことは許してあげましょう。思ったところで、節電もするし、買占めもしないし、協力もしてるわけですから。

心の中で思ったり、紙に書いたりしてみてください。その自分の気持ちを理解してください。

そして、思ったことを罪悪感に思わないでください。

行ったわけではなく、ただ思っただけですから、誰にも迷惑かけていません。

けっして思った自分を責めないでくださいね。

これで少しはストレスが発散できます。

これでも無理!という方は、ひとりで悩まずにカウンセリングを受けるなど、助けを求めてくださいね。