ねぇ‥‥



まだ
キミを想うと
涙が止まらないんだ




諦めたはずなのに






しつこいって
怒られそうだね






ねぇ‥‥



叶わない恋って
海と同じ味がするんだね



遠くにいても
風が声を運んでくれた



空が笑顔を映してくれた





寂しくないの?


キミは聞くけど
寂しいなんて
言えなかったよ





逢えない辛さを思うより

次、キミに逢えた時の
嬉しさを想う



ずっと
ずっと
愛しているから






あたしから
キミへの恋文




幸せだったよ

キミがいた日々






逢えない刻が
キミを苦しめて


逢えない刻が
夢を膨らませて





逢えば
言葉なんか要らなかった




触れることで
想いの全てが伝わって

ふたりの時は
止まっていたね






再び離れる時は

キミは笑って
あたしは泣いた






またね。





次、いつ逢えるのかさえ
分からないまま

無理矢理つくった笑顔で
手を振った




そして

せーの!で背を向けた






冬の空港に吹く
風の冷たさも

あの時
はじめて知ったよ