前回の続き
そいでコンサート会場へ
入り口で 警備の人に「何人？ 日本人？」って 「日本のどこから来たのよ？」って
だから「ヨコハマ」って答えたら「ヨコハマ へえ～」って
レストランといい やっぱこういう町じゃ日本から来るのは珍しいわな
ほか観光地だと 日本人 って選択肢があるし 英語使う可能性もあるんだろうけど
まず英語じたい出てこない まあ日本でもうちの近所を考えたらそうだわな
夕飯食べてから9時くらいに会場へ行くと 途中の道は住宅街で
マンションとかバルコニーに椅子出したりして、みんな夕涼みしている いい雰囲気
ちょうど夕暮れの日が沈んでいく時間
日常のポルトガルの人たちが見れたようで楽しい
会場入ると まさにサッカー場
それも小さい J２の 三ツ沢の第二競技場くらいのスタジアム
でもたしかにスタジアムコンサートだわな
メインスタンドは結構ちゃんとあってそこは椅子席
そいでグランドがスタンディング 小さいとはいえサッカー場だからそれなりに広い
一時間前に入った時には 前のほうだけだったお客さんも
どんどん増えてきて スタンドはいっぱい グランドもある程度は入っている
とはいえ スタンディングでだからけっこうのお客さんの数だと思う
お客さん入っても 普通にリハに近いサウンドチェックとかしてて
でもブラジルの楽器のそういうのは見ていておもしろい
とくにパンディロを2人 3人で合わせているのはけっこう見てしまった
どこまでが身内でどこまでが他人なのかわからないけど
周りのお客さんたちが始まる前に大はしゃぎ
とくに中高生くらいの女の子達は元気いっぱい
そこにお母さんとかも入ってすっかり楽しくなっちゃってる
お母さんとはいえ そういう子達のお母さんだから40前後くらいで
ちょっとおちゃめなことして娘のマネとかすると それ見て娘たちがよろこんでまたはしゃぐという
会場中でそういう感じになって大騒ぎ
本当に小さい子供から ある程度年配の人まで 老若男女いろんなお客さんがきている
ブラジル系の女の子は すっごい美少女がいる きっと13,4才くらいなのかな
スカウトしたいくらいだよ
でもこっちの子はこのくらいが一番きれいだったりするんだよな～
俺が食事から生活、ショービジネスマナーまで指導して なんとかできないもんだろうか
さてステージは サーカスみたいなイメージかまわりに幕のようなひらひらの布がかかっていて
バックにはニューアルバムのビジュアルイメージにもあった
フェベーラのバラック小屋の家々の連なる山を描いた背景
そしてメンバーはみんな白塗りして仮面をかぶっているようなイメージなのだろうか
そして一人がパンデイロを叩いて始まり、そこにもう一人加わり、そしてもう一人
3人でパンデイロの重奏になって始まる
（これがリハで何度もやってたやつだな）
そのなかポスターや新譜の中ジャケでも着ている花柄のワンピースでダニエラ登場で
LEVADA BRASILEIRA
♪カポエラ ジン ジン ジン♪
歌詞のとおり カポエラをイメージした踊りを顔を白塗りしたダンサーが踊る
曲目とかよくわからないのだが、新譜を中心にはじまる
ステージ構成も ピアノだけやギターだけでバラードを歌うところや
打楽器を少なくしてエレキギターをメインにロック的な曲を歌うところ
そして衣装変えの時には パーカッションだけでダンサーも交えて 金だらいやバケツみたいなのを使ってのパフォーマンス
そして打楽器を主体にした楽曲
そいで最後 いかにもアシェー的な曲で盛り上げ
最後はダンサーが悪魔みたいな覆面して子供をステージに上げて一緒に踊ったり
会場の客を左右前後に移動させて躍らせたりの客いじりをしたり
そしてアンコールでは本編でやった代表曲をもう一度やって
最後にもう一度 最初にやったLEVADA BRASILEIRAで 〆
ダニエラ 側転とかやってたよ びっくりした
基本的には新譜と古いライブ盤でやっていた曲がほとんどかな
どんな曲でも本当に楽しませ、聴かせる 最高のパフォーマンス
特に打楽器バックにしてのリズムのよさは物凄いね
なにせバンドメンバー8人のうち4人はパーカッション（一人はギター兼任）で
さらにダンサーもパーカッションに加わるときがあるからね
そいで声が滑らか 上下、強弱の変化が滑らかなんだよね
聴いてて気持ちいい
エンターテイメントとしてステージ構成もよくできてる
本当に素晴らしいコンサートでした
たぶんこのセットでいっぱいやってるんだろうな
よく練られてるよ
これは無理しても見に来てよかった！
終了は12時半くらいでほぼ2時間くらいのステージ
帰りは例の一本道を歩いて帰る
ちなみに部屋に戻ると TVではロックインリオ放送中で
ロジャーウォータースがいいライブやっている模様