*去年のポルトガル旅行行った時の日記を当時かいたまんまUPしてます

前回の続き



2006年5月29日

一度ホテルに戻って ホテルのプールで日光浴しながらポールオースターのリヴァイアサン読んだりする

本当にのんびりしている

のんきなもんだ

夜は旧市街にあるレストランで あんこうのリゾットを食べる

ワインも飲んで 今はご機嫌だ

帰りにガソリンスタンドでちょっと飲み物買う

やっぱりガラナと ファンタのペットボトル

ホテルのオープンなラウンジではJAZZの演奏している

立派なホテルはいいね~

酔っているのでなんだかわからん 部屋に戻る 

そいでワインの所為もあってすぐに寝てしまった

なので夜中に目をさます

テレビをつけると興味深い番組が二つやっていた

まずテレビをつけると 途中なのでよくわからないが

カポエラチームのサッカーなのか、サッカーチームがカポエラやっているのか

激しく面白い サッカーのウォーミングアップなのにみんなカポエラの動きしてる

カポエラの動きでフェイントかけて やたらとボレーとかオーバーヘッドとかやりたがる

1対1とか面白すぎる 

そいで見入っていると どうも話はカポエラのほうにいって

その後はバイーアのカンドンブレの儀式や オリンシャなどの神さまや、アフロブラジルの信仰の話になっていく

そして現在も続くブラジル特有のリズムを若いミュージシャンが今風にアレンジして演奏する

「ほらこれがアメリカのファンク これが俺らのファンクだぜ」なんてやる

「ブラジルの音楽のルーツがなにか? そんなのブラジルの物はブラジルからしか生まれないぜ  アフリカからとかポルトガルからとか来た人達が持ち込んだのとかあるけど、でもこれはブラジルにしかねえ」みたいなことを言っている

そしてサルバドールでサンバの歌手のおっさんがテーブル叩きながら「これカンドンブレのリズム、これサンバわかる?」とか言いながら 

それのリズムに合わせて即興で歌にしながら説明する

BBCの製作らしく 英語で字幕が出るのでわかりやすい

なんだよ DVDで欲しいよ すごい面白かった

そいでちょっと時間はかぶっていたが他の局ではペレのドキュメント番組をやっている

72年生まれの自分には ペレというのは同時代で見ていないので

実感として知らないのだが

ビートルズやモハメッドアリと同じように映像が世界配信された時代の人なのだとあらためて感じた

その前の時代のサッカー選手となにが違うかといえば TVで世界中に映像が流れたということ

そして本人も含め 周りもそれを意識していること それがスーパースターであるということ

自分からすると過去の人なのでよくわからなかったが こうやって映像でまとめてみると面白い

そして60年代後半 70年代とブラジルが軍事政権となっていく時期であることと重ねると より興味深い

欧州を席巻したフランコ政権のレアルマドリードであったり、もちろんW杯のアルゼンチン大会もそうだが

閉じている国がサッカーを利用してメディアで対外アピールするという

それによって世界とのつながりを示すというのは有効なことなのだろう

確かに70年のメキシコ大会の映像を見る限り この国の実情がどんな状態であろうと

(実際はこの時代に多くのミュージシャンが拘束されたり、国外退去になっていたわけだしね カエターノやジルベルトジルのトロピカリズモの話にでてくるが)

とても魅力的に映ることに間違いはない それは世界中の人がそう思うだろう

ペレとその時代というのに ちょっと興味を持ってしまった

なんて見ているともう4時になっている もう一度寝るとする