妄想blです。

お嫌いな方はスルーで。

『潤が、夢精しちゃうよーって泣きべそかいてた(笑)』

まーくんから届いたメッセージを開くと

飛び込んできたその文字に

思わず吹きそうになった。

潤にはちょくちょくメッセージは送ってる。

電話だって、昔よりは回数は多いはず。

それでも、離れている時間を埋める事はなかなか難しい。

それはお互い様なわけで。

オレだって、会いたい。

あの胸の中で抱きしめられて朝を迎える幸せを思い出すたびに会いたくなって。

だけど離れているのはオレのワガママだから、言えなくて。

そんな時には風景の画像を送った。

そうすれば、潤は必ずレスをくれる。

他愛ない事も一緒に。

いつもより長いメッセージのラリーが、出来る。

そうやって、会いたいって思いをどうにか押込めている事を、きっと潤は気付いていない。

それなのに。

潤がまーくんに零した言葉がぐるぐると頭を駆け巡って離れない。

今、このタイミングならば。

本当はオレが会いたいのに

それを言えないから、潤の思いに便乗しようなんて、姑息だとは思うけど。

もし会いたいなんて零してしまえば

きっと潤はどうにかしてでも

会いに来る気がして、口に出せない。

だから、今このタイミングならば･･･。

少し無理をして仕事をこなして。

いつもより2日多い週末を含めた休みを確保して。

一番早い飛行機のチケットを握りしめて、帰国した。

放った後の荒い呼吸が落ち着く頃、

ズルリとオレの中から抜け出た潤は

纏わせた薄い膜を外してクルリとひとつ結び目を作ってそれを見せつけるように眼前に持ち上げる。

「すんげぇ、出た。」

何でそんな嬉しそうなんだよ･･･。

まるで、こんなに我慢したから褒めてって言ってるようなそのドヤ顔が

･･･くそ可愛い。

だから、両手を広げた。

ぎゅってしたくて。

二本指で摘んでたそれをポイっとゴミ箱に放ったかと思ったら、文字どおりダイブしてぎゅって抱き締めてくる。

「かずさん、忙しいのに帰って来てくれてありがと。」

「たまには、ね。しょっちゅうは無理だけど。」

いつもは潤の腕に抱き込まれるのに、この時は珍しくオレの胸に顔を埋める潤。

時々見せるこんな仕草が、可愛くて仕方ない。

そっとその髪を梳く。

愛しいってこうゆうことだよなって、触れる度に思える。

「潤が夢精しないくらいのスパンで帰ってくるよ。」

からかうようにそう言えば、

「夏休みは、俺がそっちに行くから。向こうで二人きりで過そう。」

そんな言葉をくれた。

胸に顔を埋めたままの潤を、ぎゅっと抱き締める。

また、帰ってくるから。

可愛い君に、会いに帰ってくるから。

あっという間に貯まっちゃう航空会社のマイルは、今度君を拐う時のチケット代にしようかな。

そんな事を考えてた。

おしまい♡

(.ﾟーﾟ)「ちょっ！ち○び触んな！」

ﾉﾉ｀∀´ﾙ「ココ、可愛がってやるの忘れた♡」

(.ﾟーﾟ)「やぁん♡も･･･ダメだって！」

ﾉﾉ｀∀´ﾙ「後でもっかいって言ったもん！」

(.ﾟーﾟ)「休憩させろ！！」

ﾉﾉ｀∀´ﾙ「やだ！だめ！！全然足りない！！」

･･･日曜の夜まで無限ループ♡

可愛い君。11 LAST