花火。77 LAST | 潤いと和み。

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末っ子ふたりの妄想bl書いてます。
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大丈夫な方のみ、お進みください♡

妄想blです。




お嫌いな方はスルーで。








応援席の最上段に2人で上がり、看板を見上げた。

「何度見ても、カッコイイよな、これ。」
「うん。」
「つか、オレら何かすげぇ花火と縁がない?」
「ふふ。オレも思った。」



見上げる看板に描かれたのは、『花火』で。
その脇に『その一瞬の為に・・・』って文字が並ぶ。


花火が弾けるそれは一瞬で。
なのに、みんなその一瞬から目を離せない。

だから、勝利を決める一瞬の為に力を出し切り、チームみんなでその一瞬を見守る。
そうゆう意味を込めて、この画に決めた。

青空の中に黒い背景の看板は映えて、目立って。
その背景の中で鮮やかに咲くその花は人の目を奪っていく。


花火って、まるでじゅんくんみたいだなって思った。
華があるって意味でも。
その一瞬の為に努力を惜しまないって意味でも。
そして、オレに送ってくれる気持ちの大きさも。
夜空一杯、一面に咲かせてくれるその花みたいに、オレへの気持ちをめいっぱい伝えてくれる。



グラウンドを横切るみんなが、オレ達の看板を見上げて、指差して、スマホで写真を撮っていく。



「松本くーん!ニノくーん!」

下から呼ばれて振り返ると、何人かの女子が手を振っていた。

「なーにー!?」
「2人の写真、撮らせてー!!」

どうする?って顔を見合わせて。
イタズラっ子みたいに笑うじゅんくんに、合わせてみた。

背中合わせにくっついて、腕組みをして。
女子たちを見下ろして、
めいっぱいイケめた顔を向けてあげた。






空に、空砲が鳴り響く。

オレ達の夏の集大成が、始まる。

「よし!行くぜ、かず!!」
「うん!!」

2人で気合を入れて、繋いだ手を大きく振って応援席からグラウンドに降りていく。

最後の数段を2人で大きくジャンプした。


打ち上げ花火みたいに。






おしまい♡